半夏生

早くも、令和元年は下半期に入ってしまいました。昨日から七夕までが七十二候で半夏生といい、一年の丁度真ん中です。「さぁ、下半期も頑張ろう」と、一体何を頑張るつもりなのか、今日も常識外れた早起き・・・のはずが、あれあれ?携帯のアラームじゃなくて、ホトトギスとウグイスの声でお目覚め。「なんで、明るいんだ?」と時計を見ると4時40分、やっちまった、寝坊だ・・・。目覚ましでも電話のベルでも、どんな時間だって一発で起きる産婦人科医の習性が身に染み込んでいます。アラームをかけ忘れたんだな、きっと。朝からガッカリな古澤です。今日こそは釣れそうだったんだけどな。


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ネムノキ。夜になると葉が閉じて「眠る」のでネムノキ。寝坊した朝には、恨めしいね。


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仕方ない、先週サボった分、今日は朝から畑仕事を頑張ろう。ナスとトマトが結構いい感じになっていたはず、と収穫籠を持って出ていくと、なんと、そこいら中に食べ散らかした残骸が。畑から離れたところにも食べかけのナスや、トマトの皮が散乱しています。
これは間違いない、アイツの仕業だな。


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トレイルカメラの「悦子」が捉えていました。真っ赤なトマトを咥えています。昨日の昼です。


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2時間後にまた写っていました。上のやつとは体格が違うので別なやつです。よく見るとほっぺたがいっぱいに膨らんでいます。口いっぱいに頬張っているようです。


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さらに、30分後また別なやつ?


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次のフレームでは網の中に入っています。上から入ったのか、下からくぐったのか?大胆です。


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更に数分後、まだ青い実を咥えて悠然と歩いていきます。毛並みから最初の2頭とはまた別なやつのようです。この青い実は少しかじっただけで捨ててありました。


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留守の時間だったからでしょうか、畑から離れたベランダのすぐ前にまでナスの残骸があります。完全になめられています。恐らく、大中小あわせてトマトは10個以上、ナスも5個以上やられました。きれいに全部食べるわけでなく、食べ散らかすような食べ方、あまりの惨状に力が抜けてしまいます。私のような趣味でやっている者はともかく(普通の趣味の菜園レベルは超えていますが・・・)、畑で生計を立てている人には死活問題です。最近、テレビのニュースなどでも良く扱っていますが、害獣の被害についてはきちんと対策を立てる必要があります。


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結局、今日の収穫はこれだけ。味をしめて、この先、毎日来られたら壊滅だな。困ったなぁ。


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朝から気落ちしているところに、雑草が伸び放題。本当に心が折れそうになります。
夕方からは雨だそうだ、気を取り直してやれるうちに草刈りをしよう。こう見ると、何が植わっているのか分かんないね。
刈っても刈っても終わらない単調作業。収穫もなくガッカリしている身には辛いばかりです。こんな時は、まず、ここからここまでとエリアを決めてやります。


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時々立ち上がって、「お、半分終った」とか、「あぁ、3/4終わった」とか、成果を確認します。決めたエリアが終ったら、次はそこからあそこまで、と範囲を広げていきます。これからやらなきゃいけないことを数えると気が遠くなるので、終わらせたことを数えると小さな達成感が得られます。


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サツマイモ畑だったことがわかるようになりました。よし、次はトマトの周りだ。


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サツマイモ畑だけでこれだけ。仕事の成果を「見える化」すると疲れを感じにくいです。結局、今日は、この手押し車に山盛り3杯分の草を刈りました。本当はもう少し行きたかったのですが、雨が降ってきてしまい、今日はここまで。朝からガッカリすることばかりだったけど、できなかったこと、起きてしまったことを悔やんでばかりでも仕方がないので、できたことを喜ぶことにしよう。


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とりあえず、トマトの防獣ネットの高さを高くしてみました。まぁ、気休めかもしれないけど、少しでも獲りにくくなれば敵も嫌がるかもしれない。でも、収穫や手入れもしにくくなるんだよなぁ。生った状態で完熟した方が美味しいんだけど、これからは早めに獲って追熟するしかないかな。

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍