第104回東京腎生検カンファレンス

昨日は、第104回東京腎生検カンファレンスが行われました。

症例1 ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種後に発症した 若年性膜性腎症の一例 症例提示 獨協医科大学 腎臓・高血圧内科 荒川春奈先生、 病理コメンテーター 昭和大学医学部 解剖学講座 本田一穂先生にして頂き、司会を私が担当しました。
症例2 Non-crystalline storing histiocytosisと考えられるMonoclonal gammopathy with renal significance(MGRS)の1例症例提示 東京慈恵会医科大学附属第三病院 腎臓・高血圧内科 勝馬愛先生、 病理コメンテーター 日本医科大学大学院 統御機構診断病理学 大橋隆治先生、司会 東京歯科大学市川総合病院 内科学講座 徳山 博文先生でした。

症例1は、コロナワクチン接種後のネフローゼ症候群が最近topicであり興味深く、症例2はMGRS関連で現在定義としてないNon-crystalline storing histiocytosisということで、疾患の考え方からとても勉強になりました。

コロナ渦であり、web開催ですが、全国のたくさんの先生方に参加して頂き、両演題ともとても盛り上がりました。
伝統ある会で、司会させて頂き大変光栄でした。

このサイトの監修者

亀田総合病院
腎臓高血圧内科部長 鈴木 智

【専門分野】
腎疾患全般、特に腎炎、腎病理