胎児心臓病学会主催 レベルII胎児心エコー講習会

先週末は産科若手ホープの末光先生と胎児心臓病学会主催 レベルII胎児心エコー講習会に参加して参りました。
昔は出生するまでは(なかには出生後でも)診断が難しい先天性の心臓の病気を超音波検査にて胎児期に診断し、児や家族のより良い未来につなげることを目的としています。
先天性の心臓の病気はたくさんあります。その中には胎児期に診断することにより、出生直後から対応することが可能となり、赤ちゃんの予後がはるかに改善されるものがあります。
もちろん、ママのお腹、子宮、羊水、胎児の身体を通して、わずか2-3cmの小さな小さな心臓を診ますので、すべての異常が診断できるわけではありません。同じ病気でも、ママの体型、胎児や胎盤の位置により検査が難しい場合もあります。
亀田の周産期センターは出生前から、赤ちゃんとご家族のより良い未来のために努力し続けたいと思っています。
私は新生児科医ですが、胎児心臓病学会 胎児心エコー認証医でもあり、出生前の胎児の心臓も診させていただいております。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
新生児科部長 佐藤 弘之

【専門分野】
生まれたばかりの赤ちゃんの病気を診ます。その後の体格ののびや発達も相談を受けます。