西先生 9月ローテ研修修了発表

西先生が1ヶ月の研修を終えました。
終了発表について共有します。


医者家系で育ち、医者にはなりたくない。
「ゲノム創薬」楽しそう。薬学部に入学。
卒業後は製薬会社に就職し、新薬開発に従事。
その後、何がやりたいか、自問自答。
そんな中、東日本大震災のボランティアに行った。
直接なにか役にたてること、医者になろうと思った。

終末期に関心がある。
quality of death
日本は14位
どうにかしなければと感じた。

家庭医、緩和ケア医、よりは、腫瘍内科で主治医として関わりたい。
まちの腫瘍内科医になりたい。

家庭医、総合医をちゃんと学べる病院、亀田にくることにした。
ネパールで久保田希先生に、
滋賀県の家庭医見学で大原紗矢香先生に、
イギリスのホスピスで大石愛先生に、
会って亀田との繋がりを感じた。

在宅診療で、診療拒否していても、医師が関わる意義
定期外来で、一期一会でない医師患者関係
医局で、社会的なタイトルが並ぶ本棚
思春期カンファで、他職種の多さ、協調を促進する家庭医の役割
訪問診療で関わった画家、文脈を踏まえたケア
→ACCCCを随所で感じた。

終末期を扱う訪問診療で、グループ診療では、意思決定に時間がかかるのでは、満足度も下がるのでは?
→来年以降の課題とした。

将来について、
終末期を含めて人生の大切な局面に関わりたい。支えたい。
家庭医療を実践できるレベルまでしっかり学びたい。

'他愛のない話をしている頃のその人を知っていることが強みになる' 岡田唯男

家庭医の先生方は「ひと」が魅力的だった。
医療を目的化せず、医療のその先の、人の生活や社会をみて、医療に取り組まれていることが印象的だった。

今後の目標
・家庭医のチャンネルを持つ
・定期外来の患者さんと人間同士の関係を築く
・学会発表したい

参考図書:
死すべき定め:アトゥールガワンテ
死ぬ瞬間:キュブラーロス

このサイトの監修者

亀田ファミリークリニック館山
院長 岡田 唯男

【専門分野】
家庭医療学、公衆衛生学、指導医養成、マタニティケア、慢性疾患、健康増進、プライマリケア・スポーツ医学