教育

短期研修生に半年間のメンターを行った。

4月の振り返りでは、家庭医とは「診療の幅広さ」。'この疾患'を見たいという希望。本人は、言語化は苦手と表現していた。

6月に行ったレジデントの学びの場であるレジデントデイで、岡田院長による「診療の構造」についてのレクチャーを聞き、自分の診療と、家庭医の診療の違いに気づいた。TOPICモデルと使用して考えてみる方針となった。メンター自身のメンターに相談し、タキソノミーごとに評価していく方法をとることになる。

最終月である9月の振り返りでは、診療に困難さを感じていた症例が、家族背景に理由のある行動だったことが見えるようになった。家庭医とは「診療の幅広さだけでなく、関係性や感情を重視した診療をする。それだけではない要素が多く、学べば学ぶほど奥が深い」という表現になった。

短期研修生に対するメンター教育を通して、発表者が医学教育に関心を持つようになった。

next step
医学教育は奥が深く、評価について、さらに理解を深めたい。
教えることは学ぶこと。今後も継続して教育に携わりたい。

ディスカッションでは、教育手法を学ぶタイミングはいつが良いのか、という話題になった。

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このサイトの監修者

亀田ファミリークリニック館山
院長 岡田 唯男

【専門分野】
家庭医療学、公衆衛生学、指導医養成、マタニティケア、慢性疾患、健康増進、プライマリケア・スポーツ医学