実習生のご紹介(その1:鵜飼康平君)

今週は2人の学生さんが感染症科に実習に来てくれました。今日は、そのうちの1人、鵜飼康平君(東京大学医学部5年生)を紹介させていただきます。

【学んだこと】
・抗菌薬の適正使用(メロペネムをほとんど使用していない、血液培養陽性になったら全例感染症科が併診して初期からアドバイスしている)が行われているシステム
※注:アドバイスしている、というよりは、主治医の先生とともに診療している(協力関係)、というイメージ
・グラム陽性球菌とグラム陰性桿菌のエントリーについて
・contaminationが多い菌(CNSやBacillus)

【ローテートの感想】
・大学でみられないような症例をたくさんみることができてよかった
・グラム染色や培養した菌の顕微鏡像をみることができてよい経験になった
・各菌の細かい特徴まで勉強できた

【ローテート方法への意見】
・感染症科は2チームにわかれて診療しているため、自分が所属していないグループの興味深い症例について、実際に診療したりする機会がなくて残念だった

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1週間お疲れ様でした。カンファレンス中にするどい質問(教科書には載っていないような医師の裁量で決定する事柄への質問など、ツッコミ?)をたくさんしていて、このアウェー(?)な中で質問できる度胸と積極性、適切な疑問を呈する知識や能力が、すばらしいなと思いました。また、Moody先生のJournal Clubや総合内科カンファレンス、夜間のER業務の見学時でも、積極的に発言していて、感銘をうけました。今後も、その積極性を維持して頑張ってください。
ご評価いただいたグラム染色の鏡検については、もっと実習生に体験してもらえるように、努力していきたいと思います。また、興味深い症例の共有は、チームどおしで連携をとって、実習中に一度は診察してもらえるように調整していこうと思います。貴重なご意見ありがとうございました。機会があれば、また亀田総合病院に遊びに来てくださいね。

このサイトの監修者

亀田総合病院
臨床検査科部長、感染症内科部長、地域感染症疫学・予防センター長  細川 直登

【専門分野】
総合内科:内科全般、感染症全般、熱のでる病気、微生物が原因になっておこる病気
感染症内科:微生物が原因となっておこる病気 渡航医学
臨床検査科:臨床検査学、臨床検査室のマネジメント
研修医教育