百日咳の流行

昨年から流行し始めた百日咳は今年に入り大きな流行となり続いています。診断のための検査は近年大きく変わって来ています。
臨床微生物学会から百日咳検査についてのQ&Aが公表されました。
感度を考えると遺伝子検査が良いのですが、今流行しているマクロライド耐性株を確認するためには培養も併用すると良いと思います。保険ではどちらか片方しか認められない可能性がありますが、診療には重要です。(ちょっと困りますね)
ご参照ください。

日本臨床微生物学会HP:百日咳の検査について

このサイトの監修者

亀田総合病院
臨床検査科部長、感染症内科部長、地域感染症疫学・予防センター長  細川 直登

【専門分野】
総合内科:内科全般、感染症全般、熱のでる病気、微生物が原因になっておこる病気
感染症内科:微生物が原因となっておこる病気 渡航医学
臨床検査科:臨床検査学、臨床検査室のマネジメント
研修医教育