(H28/10/23)日本超音波医学会第28回関東甲信越地方会学術集会において超音波検査技師「高橋麻理子」が「非典型的な超音波検査所見を呈した膵神経内分泌腫瘍の1例」について発表しました。

心窩部から右季肋部にかけて11cm大の腫瘤を認めた26歳女性です。腫瘍は類円形等エコーで境界明瞭平滑、内部に不整形な無エコー像を認め、後方エコーは増強していました。若い女性ですのでSPNと考えて手術を施行しました。結果はpNET G-1でした。

非機能性は腫瘍径の大きなものが存在し、輪郭不整、内部不均一といった非典型的所見を呈するものも多数報告されているのでいろいろな疾患を鑑別する必要があった症例でした。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
消化器内科顧問 平田 信人

【専門分野】
胆石、胆道ガン、膵炎、膵ガンなどの胆膵の病気、消化器内視鏡全般、胆膵内視鏡