(H29/2/16)内視鏡カンファレンス

2017/02/16内視鏡カンファレンスにおいて鈴木健一医師が上行結腸の30mm大、LSTーNG、深達度M 早期大腸癌と考えられた症例を呈示しました。一部でSM浸潤が疑われましたがESDを施行しました。病理の結果はColon adenocarcinoma; A, LST-GM, 47x29mm in 50x36mm , tub1, pTis(M), med, INFa, ly(-), v(-), pHM0, pVM0でした。

組織所見

隆起性病変に一致して、#2-20に管状および乳頭状異型腺管の密な増生像を認めます。N/C比の腫大した核を持ち、分岐異常などの構造異型認めることからadenocarcinoma(tub1)の像であります。粘膜内病変であります。水平・垂直断端は陰性であります。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
消化器内科顧問 平田 信人

【専門分野】
胆石、胆道ガン、膵炎、膵ガンなどの胆膵の病気、消化器内視鏡全般、胆膵内視鏡