(H28/12/20)朝カンファレンス
2016/12/20朝カンファレンスにおいて白鳥俊康医師が透析患者のHCVについて発表しました。
一般献血車のHCV抗体陽性率は1〜2%で、持続感染率はその70%であるのに対して、透析患者のHCVウイルス持続感染率は6.5%と高い。治療にはDCV+ASV、OBV/PTV/r、EBR+GZRが肝代謝であるためにHD患者にも使用出来る。いずれも高いウイルス排除率であり透析患者についても積極的な使用が望まれる。
2月に発売予定のジメンシー配合錠はNS3/4A+5A+5Bに対する薬剤で肝代謝であるためにHD患者にも使用可能である。しかし、高齢、男性、線維化が高度など発がんの可能性が高いために待っていられない患者には早めのウイルス排除が必要である。
このサイトの監修者
亀田総合病院
消化器内科顧問 平田 信人
【専門分野】
胆石、胆道ガン、膵炎、膵ガンなどの胆膵の病気、消化器内視鏡全般、胆膵内視鏡