2021.01.08 勉強会

oxygen delivery in hemodilution during anesthesia 担当:植田和佐先生

今回は植田和佐先生による、麻酔中の出血に対する輸液で血液希釈が起こった際の酸素供 給変化についてのレクチャーでした。

術野で予期しない出血が起こった場合、吸入麻酔薬や降圧薬を用いて血圧を下げ出血を抑えるように調整しつつ、手術室の指揮をとり混乱した外科医に適切な提言を行うことが重要、また出血時は手術室の人手が足りなくなり、思わぬミスが起こりうるため輸血はせずに輸液投与でしのぎ、出血のコントロールがついたところで輸血を行うべき、というお話がありました。
そして出血した分を輸血ではなく、輸液で補った場合の Hb の変化をわかりやすい図とともにご説明頂きました。
植田和佐先生のユーモア満載のお話に、前回と同様引き込まれてしまいました。

和佐先生、どうも有難うございました。

亀田総合病院 麻酔科 後期研修医 藤井 真理映

このサイトの監修者

亀田総合病院
麻酔科主任部長 小林 収

【専門分野】
麻酔、集中治療