2020.11.13 M&Mカンファレンス

担当:初期研修医 長山先生/植田先生・初期研修医 三石先生/吉沼先生

長山先生/植田先生の症例は、抜管後の気管支痙攣についての症例発表、気管支痙攣に遭遇した時の対処法を共有して頂きました。
ネブライザーを使用する場合に備え、蘇生カート内にある薬剤・ない薬剤を、予め確認しておくことが緊急時の迅速な対応に重要であるという基本的事項も再確認しました。
夜間の緊急症例で同じ事態が起こったとしても、落ち着いて対処できるようにしておきたいです。
三石先生/吉沼先生の症例は、著明な肺高血圧症を合併した症例が脊髄くも膜下麻酔下で術中PEAとなった症例でした。体血管と肺血管のコントロールの難しい症例でした。循環作動薬への理解や今回の治療の決め手となったNO製剤への理解が重要でした。
よくおこなう麻酔法やよくつかう麻酔薬に関して、常日頃から薬理学的作用や生理学的変化を基礎レベルでも考え、質の高い麻酔ができるように精進します!
長山先生/植田先生、三石先生/吉沼先生、有難うございました。

後期研修医 藤井、後期研修医 荻野

このサイトの監修者

亀田総合病院
麻酔科主任部長 小林 収

【専門分野】
麻酔、集中治療