日本区域麻酔学会第10回学術集会の発表記

麻酔科専攻医3年目の栁 俊文と申します。2023年4月14日に大阪で開催されました、日本区域麻酔科学会第10回学術集会でポスター発表をいたしました。その体験記の執筆のお話をいただきましたので、僭越ながら書かせていただきます。

ポスターが英語表記という規定が新たに設けられ、ASA(アメリカ麻酔学会)の学術集会以来、およそ半年ぶりに英語でポスターを作成しました。この変更は、海外からの参加者を想定してのことだと存じますが、半年前にアメリカで言語の壁を痛感した私にとって、さらに英語学習の意欲を駆り立てる経験となりました。幸いプレゼンテーションは日本語でも可能でしたが、英語でのディスカッションを求められる機会に備えて、医学の勉強の傍で英語学習を継続したいと感じました。
私にとって学会発表は3回目でしたが、恥ずかしながら指導医のサポートなしに質問にお答えできたのは今回が初めてでした。想定外の質問にも根拠を持ってお答えできたのは、この2年間の研修で培った知識と経験があってこそだと感じ、自身の成長を感じました。もちろん今回の発表のために親身にご指導くださった松浦先生、植田先生をはじめ、日頃より熱意を持って指導されている当院の先生方のお陰であることは言うまでもありません。
医学と英語の力をより高めて、将来海外の学会で堂々と発表できるよう精進してまいります。ありがとうございました。

亀田総合病院 麻酔科 専攻医3年目 栁 俊文

このサイトの監修者

亀田総合病院 副院長 / 麻酔科 主任部長/亀田総合研究所長/臨床研究推進室長/周術期管理センター長 植田 健一
【専門分野】小児・成人心臓麻酔