第2回周産期麻酔科学会参加体験記②

第2回周産期麻酔科学会参加体験記
高度臨床専門職センター
麻酔専属特定行為看護師 坂本 亮

はじめまして、亀田総合病院麻酔科で麻酔科専従特定行為看護師として業務をしております坂本と申します。
今回、第2回周産期麻酔科学会での一般演題発表の機会をいただきました。
演題は「全前置胎盤患者の帝王切開後の出血に対する動脈塞栓術中に輸血によるアナフィラキシーショックを起こした症例」で、当日は周産期麻酔領域の先生方の前で発表させていただきました。
パワーポイントのスライドショーを使った発表でしたが、学会発表などの経験があまりなく、スライド作成からとても苦労しました。共同演者である劉先生に御指導をいただきながらスライド作成・発表ともに無事に終えることができました。
医師の学会に参加する機会をいただき、最新の周産期麻酔分野のトピックにも触れることができとても勉強になりました。印象に残った点として、各病院での無痛分娩や産科出血に対する取り組みなどを学ぶことができました。産科出血の演題ではレミマゾラムを使用した麻酔管理についての発表が多い印象を受け、麻酔・循環管理に有用であることを知れました。

今回、他の演題で発表を行った後期研修医の竹下先生と、指導してくださった劉先生、産科の松浦先生と共に第2回周産期麻酔科学会に参加させていただき、たくさんの経験を積むことがきました。予演会では百戦錬磨の先生方から多くの意見・ご指摘を頂きました。また、指導してくださった御二方には抄録・発表スライド作成などいくら感謝してもしきれないほど多くのサポートをいただきました。
この場をお借りして心より御礼申し上げます。

亀田総合病院麻酔科では特定行為研修術中麻酔管理領域パッケージを修了した看護師が麻酔管理の場面で活躍しています。術中麻酔管理領域パッケージ修得を考えている皆さん亀田総合病院での研修を考えてみてはどうでしょうか?

このサイトの監修者

亀田総合病院
麻酔科主任部長 小林 収

【専門分野】
麻酔、集中治療