ASA annual meeting 2022に参加して(2)

この度2022年にアメリカのルイジアナ州ニューオーリンズで行われたASA annual meetingでのポスター発表の機会をいただき、参加させていただきました。

参加して印象に残ったセッション、展示品、全体感に分けて体験記を書かせていただきます。
印象に残ったセッションは、目玉講演の一つであったMick Ebeling氏の"AI for the Sake of Humanity - Jekyll Vs. Hyde"でした。
セッションが始まる前のお祭り感からその勢いのままイントロを駆け抜けた、と思ったらそこから一気に本題に引き込まれていました。最後には感動を覚えているようなセッションでした。
内容としてはAIを使用した義肢の話で、TEDトークでも講演されているようでした。

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印象に残った展示として、硬膜外の圧を経時的にモニタできるデバイスは利用したいなと思いました。
展示の全体を見てみると、知っている、もしくは亀田総合病院で使用しているデバイスが多数含まれており、日頃、とても恵まれた環境で臨床研修ができていることに気づきました。
今回のASA全体を通じての感想としては、3つあります。
1つ目は論文の中でしかお目にかかったことがない有名人を見ることができて感動しました。2つ目は研究についてで、世界的にどんな流れができているのかと、研究の新しい視点についても考えさせられるものがありました。3つ目は日頃の手術麻酔・自分の研究に早く戻りたくなりました。(笑)
今回、後輩の栁先生と、キン先生、指導医の植田先生、杉山先生と共にASA annual meetingに参加させていただき、たくさんの経験を積むことがきました。
指導医の御二方にはいくら感謝してもしきれないほど多くのサポートをいただきました。
この場をお借りして心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。

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麻酔科 後期研修医 荻野仁史

このサイトの監修者

亀田総合病院
麻酔科主任部長 小林 収

【専門分野】
麻酔、集中治療