研修医の先生へのメッセージ:~他人と比較をせずに、昨日の自分と比較する~
医学教育
初期研修では、他人と比較するのではなく、「昨日の自分」と比較することが重要です。
私自身は、学生時代ほとんど勉強しておらず、国家試験もギリギリで合格しましたので、医学生時代・研修医時代は「低空飛行組」でした。
特に、研修医1年目の前半も、周囲の仲間が優秀であり、その仲間と自分を比較してしまい、落ち込むことが多かったです。
もともと、とても不器用なので、7月~9月の外科のローテーションの際に、プレゼンも手技も何かもかもが上手くいかずに、スランプみたいな状態になり、「もう医師をやめたい」と思う日々が続きました。
そんな中、私が学生時代 1年間大学を休学している間に、書物を通して、日野原重明先生やウィリアムオスラー先生というロールモデルを見出して、復学したことを知る先輩から次のように言われました。
「せっかく日野原先生やオスラー先生と出会って、志を持って医学部に復学したのだから、あと3カ月だけ頑張りなさい。あと3カ月頑張ってダメだったらやめてもいい」
それで、外科が終わり消化器内科のローテが始まりました。
消化器内科は、ローテーターがたまたま少なく、自分一人のような状況でした。さらに悩む暇もないような忙しさで、多くの当直に入っていました。
なので、自然と、周囲の研修医と比較せずに、「昨日の自分」と「今の自分」を比較するような思考回路になっていったのです。
それで、「昨日の自分より1ミリだけでも進めば御の字」と思って、3カ月間頑張った結果、いつの間にか以前の自分より臨床能力が大きく向上し、スランプを抜けることができたのです。
この経験から、私は、人が一番成長をする考え方というのは、「昨日の自分自身と比較すること」、「昨日の自分より1ミリでも前に進めば御の字」と考えて取り組むことだと、確信しました。
まず、人はそれぞれ成長のタイミングが違うので、周囲と比較する意義はほとんどないのです。
ゆっくりじわじわ成長していくタイプもあれば、最初成長してもそのあとしばらく伸びが乏しい場合もあります。
私自身は、学生時代ほとんど勉強しておらず、国家試験もギリギリで合格しましたので、医学生時代・研修医時代は「低空飛行組」でした。
特に、研修医1年目の前半も、周囲の仲間が優秀であり、その仲間と自分を比較してしまい、落ち込むことが多かったです。
もともと、とても不器用なので、7月~9月の外科のローテーションの際に、プレゼンも手技も何かもかもが上手くいかずに、スランプみたいな状態になり、「もう医師をやめたい」と思う日々が続きました。
そんな中、私が学生時代 1年間大学を休学している間に、書物を通して、日野原重明先生やウィリアムオスラー先生というロールモデルを見出して、復学したことを知る先輩から次のように言われました。
「せっかく日野原先生やオスラー先生と出会って、志を持って医学部に復学したのだから、あと3カ月だけ頑張りなさい。あと3カ月頑張ってダメだったらやめてもいい」
それで、外科が終わり消化器内科のローテが始まりました。
消化器内科は、ローテーターがたまたま少なく、自分一人のような状況でした。さらに悩む暇もないような忙しさで、多くの当直に入っていました。
なので、自然と、周囲の研修医と比較せずに、「昨日の自分」と「今の自分」を比較するような思考回路になっていったのです。
それで、「昨日の自分より1ミリだけでも進めば御の字」と思って、3カ月間頑張った結果、いつの間にか以前の自分より臨床能力が大きく向上し、スランプを抜けることができたのです。
この経験から、私は、人が一番成長をする考え方というのは、「昨日の自分自身と比較すること」、「昨日の自分より1ミリでも前に進めば御の字」と考えて取り組むことだと、確信しました。
まず、人はそれぞれ成長のタイミングが違うので、周囲と比較する意義はほとんどないのです。
ゆっくりじわじわ成長していくタイプもあれば、最初成長してもそのあとしばらく伸びが乏しい場合もあります。
なので、研修が始まって自分が思うようにいかないことが続いても焦る必要はありません。
昨日の自分と比較して、地道に継続していれば、どこかのタイミングで自分が大きく成長する瞬間、つまり「ブレークスルー」が生まれます。
ブレークスルーの際は、「自分が今までとてもできないと思っていたことが、いつの間にかできるようになっている」という感覚を覚えます。
誰もが、スポーツや部活を通して、同じような経験をしたことがあると思います。医師の仕事も同じなのです。
誰もが、スポーツや部活を通して、同じような経験をしたことがあると思います。医師の仕事も同じなのです。
~研修医の先生へのメッセージ~
「昨日の自分」と比較しよう。
「昨日の自分」と比較しよう。
そして、「昨日の自分より1ミリでも進んでいれば御の字」と考えよう。
継続していれば、必ずどこかで大きく自分が成長する瞬間(=ブレークスルー)を経験することができる。