注目論文:長期介護施設の居住者は、RSウイルス感染症による入院のリスクとなる
呼吸器内科
米国の前向き研究から、長期介護施設への居住が、重症RSウイルス感染症による入院のリスクとなることが示されました。
Residency in Long-Term Care Facilities: An Important Risk Factor for Respiratory Syncytial Virus Hospitalization
長期介護施設での居住:RS入院の重要なリスク要因
Angela R Branche, Ann R Falsey, Lyn Finelli, Edward E Walsh
The Journal of Infectious Diseases, jiae424, https://academic.oup.com/jid/advance-article/doi/10.1093/infdis/jiae424/7739867
Abstract
高齢および併存疾患は、重症RSウイルス(RSV)のリスクを増加させます。スキルドナーシング施設(SNF)やアシステッドリビング施設(AL)は、リスク要因が重複する場を提供します。ニューヨーク州ロチェスターでの3年間の前向き研究で、65歳以上の地域在住者(CD)、SNF、AL居住者におけるRSV関連入院の人口ベースの発生率を比較しました。彼らの中央値年齢はそれぞれ76歳、83歳、86歳であり、SNFとAL居住者では認知症およびうっ血性心不全(CHF)の有病率が高いことが確認されました。65歳以上のCD、SNF、AL居住者における年間平均発生率は、それぞれ117(95%信頼区間:104–132)、440(307–629)、および740人/10万人(523–1045)であり、SNFおよびAL居住者におけるRSVワクチンの明確な推奨の必要性を示しています。
Residency in Long-Term Care Facilities: An Important Risk Factor for Respiratory Syncytial Virus Hospitalization
長期介護施設での居住:RS入院の重要なリスク要因
Angela R Branche, Ann R Falsey, Lyn Finelli, Edward E Walsh
The Journal of Infectious Diseases, jiae424, https://academic.oup.com/jid/advance-article/doi/10.1093/infdis/jiae424/7739867
Abstract
高齢および併存疾患は、重症RSウイルス(RSV)のリスクを増加させます。スキルドナーシング施設(SNF)やアシステッドリビング施設(AL)は、リスク要因が重複する場を提供します。ニューヨーク州ロチェスターでの3年間の前向き研究で、65歳以上の地域在住者(CD)、SNF、AL居住者におけるRSV関連入院の人口ベースの発生率を比較しました。彼らの中央値年齢はそれぞれ76歳、83歳、86歳であり、SNFとAL居住者では認知症およびうっ血性心不全(CHF)の有病率が高いことが確認されました。65歳以上のCD、SNF、AL居住者における年間平均発生率は、それぞれ117(95%信頼区間:104–132)、440(307–629)、および740人/10万人(523–1045)であり、SNFおよびAL居住者におけるRSVワクチンの明確な推奨の必要性を示しています。