医学雑誌 「治療」に藤岡医師の原稿が掲載!

医学雑誌 治療 2022年4月号「プライマリケア医のためのこれからの咳の診かた」に、亀田総合病院呼吸器内科の藤岡医師と中島部長の原稿が掲載されました。

2022年4月 Vol.104 No.4
プライマリ・ケア医のための
これからの咳の診かた
http://www.nanzando.com/journals/chiryo/

藤岡医師は、「新型コロナウイルス感染症を考慮した急性咳嗽」について執筆し、下記について述べました。


急性咳嗽では、まずは感染防止対策を講じながら、COVID19の可能性を考える。
COVID19を疑うかどうかは、症状(発熱、嗅覚・味覚障害、呼吸困難など)、暴露歴(渡航歴、濃厚接触歴、同居人の発熱など)、行動歴(三密になる場所への出入り)、流行状況に着目して判断する。
COVID19の事前確率が低い状態で、検査陰性ならCOVID19は否定的と考える。
COVID19が否定的な場合は、急性咳嗽の鑑別はコロナ禍以前と同様であり、かぜ症候群、マイコプラズマ、百日咳、肺炎、喘息、COPDなどの可能性を考えていく。


特集全体を拝読しましたが、コロナ禍でのこれからの咳の診かたについて、広く考え方を知ることができ、大変勉強になりました。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
呼吸器内科部長 中島 啓

【専門分野】
呼吸器疾患