ご挨拶

部長: 中島啓 プロフィール詳細 >>>


 

ようこそ亀田総合病院呼吸器内科へ。

亀田総合病院 呼吸器内科のパーパス、ミッションをまず紹介します。

[亀田総合病院呼吸器内科 パーパス]

私たちは、人々に健康と幸福を届けるために、新しいチャレンジを続ける。従来の考え方や方法にとらわれず、現状を打破する。

We continually take on new challenges to deliver health and happiness to people. We break the status quo by moving beyond conventional thinking and methods.

[亀田総合病院呼吸器内科 ミッション]

Local, Happiness, and Global.
1 Local
 患者さまに最高水準の医療を提供し、南房総の医療と亀田グループ全体に貢献する。
2 Happiness
 チームメンバー全員の成長と幸福を追及する。
3 Global
 臨床、研究、教育に取り組み、日本および世界の医療の発展に貢献する。

亀田総合病院は、房総半島に限らず、千葉県一円、さらにはアクアラインを渡って東京都や神奈川県、利根川を渡って茨城県、さらにはメディカルツーリズムでの海外からの患者さまも来院されます。病床数917床、診療科数34の病院であるがゆえに、当院は他の医療施設での診療ができない患者さまが多数来院され、最後の砦といった性格を有しています。

よって、圧倒的な症例数、そして診療領域の幅広さがあり、バラエティー豊かな呼吸器診療を経験することができます。気管支鏡件数は年間750件で、国内でも早い時期から気管支腔内超音波断層ガイドシース法(EBUS-GS)や超音波気管支鏡ガイド下縦隔リンパ節針生検(EBUS-TBNA)を導入しました。現在、胸腔鏡や光線力学的治療(PDTレーザー)、クライオバイオプシーも導入しています。

市中病院としては多くの臨床研究・学術業績を出しており、英語論文数は、2019年度 14本、2020年度 14本、2021年度14本、2022年度10本です。

呼吸器臨床に関する情報発信にも力を入れており、単行本や雑誌の執筆も行っています。近年出した書籍としては、Amazonベストセラーとなった「レジデントのための呼吸器診療最適解」(中島啓 著、医学書院、2020年)、「胸部X線・CTの読み方やさしくやさしくおしえます」(中島啓 著、羊土社、2016年)、「亀田流 驚くほどよくわかる呼吸器診療マニュアル」(青島正大 編、羊土社、2015年)などがあります。SNSやブログでも診療に役に立つ医学情報を発信し、日本の医療の発展に貢献することを目指しています。

私たちは、ミッションの一つにも示している通り、一緒に働くチームメンバー全員の成長と幸福の達成を目標としております。メンバーは勉強したことを教えあい、自律的に成長する組織を目指しています。ダイバーシティーを尊重し、メンバーがライフステージに合わせて働きやすい環境の整備を進めています。

私たちと一緒に働いてくれる志を持つ若手医師を心よりお待ちしております。


2023年度を向かえるにあたり、呼吸器内科の医師全員で当科のビジョンを考えました。
上記のミッションに加えて、10個の価値観(10Values)を定義しています。
私達は、ミッション「Local, Happiness, and Global」10Valuesを行動指針として、患者さまに最高水準の医療を提供すべく、活動しております。

亀田総合病院呼吸器内科 2023年度 10個の価値観(10Values)

10個の価値観(10Values)

●患者さま中心のチーム医療(Patient-centered team-based medical care)
患者さま中心のチーム医療を行う。私たちにとって、常に最高水準の医療を提供することが最優先事項である。診療科専属看護師の専門技能を最大限に活用する。

●ワークライフバランス(Work Life Balance)
ワークライフバランスに配慮し、業務効率化を追求して日々の仕事の生産性を向上させる。特定の医師に仕事が偏らないように、役割分担は定期的に見直す。働き方改革を推進し、有給休暇など休みを取りやすい環境を整える。

●心理的安全性のある組織(Psychological safety in the workplace)
業務に関わる情報はオープンにしてチーム全員でシェアする。チームルールは皆で協議して決定する。学術活動や勉強の機会が均等になるように、全員で助け合う。心理的安全性を確保し、相談しやすく、率直に意見も言える環境を構築する。

●高い臨床能力(Effective clinical skills)
メンバーは「呼吸器ジェネラリスト」であり、呼吸器内科のすべての分野の診療を行う。呼吸器内科は肺を通して全身を診る診療科であるため、内科全般の包括的な臨床能力を向上にも努め、初期研修医への内科教育に役立てる。

●変化し続ける組織(Adaptable organization)
価値観は時代によって変わる。私たちは時代の変化に対応し、絶えず変化を続ける。常に体制を見直し、現代に適した働きやすい組織であり続ける。国内外の組織との活発な交流を行い、学びを続ける。

●最先端の医療とチャレンジ精神(Cutting-edge medicine and spirit of challenge)
亀田総合病院では、最先端の治療を追求し、導入する。臨床研究によりエビデンスを創出し、医療の発展に貢献する。予測困難なVUCA時代でにおいて、固定観念にとらわれないチャレンジ精神を持つ。

●教育力(Teaching proficiency)
若手医師への教育は最優先事項である。カンファレンスや日々のディスカッションでは、呼吸器内科魅力を明るく楽しく伝え、若手医師の好奇心を刺激する環境を目指す。さまざまなメディアを通じて情報発信し、日本全体の呼吸器教育に貢献する。

●人間性とリーダーシップ(Humanity and leadership)
メンバーは、周囲への感謝を忘れず、謙虚さを保ち、自分自身の人間性も磨く。将来的に、各地で組織を率いる人材として、リーダーシップも身につける。

●グローバルな視点とスキル(Global perspective and competencies)
テクノロジーの発展に伴い、グローバル化が急速に進展している。国内外を見据えた成長とスキル獲得を継続する。英語論文の執筆や国際学会への発表を積極的に行う。

●ダイバーシティー(Diversity)
多様性は組織の強みとなる。ダイバーシティーを尊重し、個々の目標に応じたスキルアップやキャリアアップを支援する。メンバーがライフステージに合わせて働きやすい環境を整備し、お互いが刺激し合いながら挑戦を続ける。

2023年~2025年のスローガン 

「世界を知る(See the world)」
国内外の一流施設との交流を活性化させ、国際学会にも積極的に参加する。これにより、最先端の治療法を取り入れて、施設のレベルアップに努める。