vol.63 脳卒中サバイバーと家族へのサポートは不十分

脳卒中サバイバーと家族へのサポートは不十分であることがこちらの"メタエスノグラフィー"(質的研究のメタアナリシス)で示されました。日本でも同じ状況があると思います。発症後1年経過した後のサボートが特に不足しており、身体面のみならず心理面のサボートの必要性が示されました。必要なリハビリがタイムリーに受けられないことも今後の課題です。また若年発症者は、就労支援、経済的困窮へのサポートが不足しています。このように脳卒中サバイバーのサボートのニーズは多層多面的であり、多職種協働、地域包括的サボートが重要です。

(関根)

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このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和