ちょっとためになる話26:脊椎・脊髄に関連した歴史1
少しコーヒーブレイクにしましょうか。
- エッ、お茶の方がいいって?・・・どうぞご自由に!
でも、読者の皆さんにはお茶を差し上げられないので、自分で入れてくださいね。
今回は『脊椎と脊髄に関連した歴史』のお話、2千年の流れを10分くらいでざっと眺めてみましょう。試験には出ませんので、気楽に聞いてください。
古代ギリシアの医学
皆さんは「ヒポクラテス」という名前を聞いたことがありますか?古代ギリシアで活躍した有名なお医者さん、『医学の父』とも呼ばれているすごく偉い人です。
歴史の本によると、古代ギリシアではしばしば戦争やあらそい事がありました。戦士がけがをして背骨が折れてしまうと、手足の麻痺が起こる、そして折れた背骨を治すには、安静に保つことが必要であると、ヒポクラテスは記載しています。さらに彼は、骨折を治すためのベッドを考案しています。現代でも立派に通用する『脊髄損傷(せきずいそんしょう)』の治療法ですね。今から2400年も昔の話、驚きですね。
このサイトの監修者
亀田総合病院
脊椎脊髄外科部長 久保田 基夫
【専門分野】
脊椎脊髄疾患、末梢神経疾患の外科治療