病院総合診療医学会認定医取得しました

この度、当プログラムの統括責任者である宮越が、日本病院総合診療医学会の認定医を取得しました。同学会では、臨床、教育、研究、病院管理学の4軸を基本に総合診療を実践する病院の医師を養成することを目的に、この認定を行っております。

疾患の治療には、適切な診断が必要なことは言うまでもありません。これはリハビリテーション診療においても同様です。リハビリテーション診療は、リハビリテーション診断とリハビリテーション治療の組み合わせで成立します。リハビリテーション診療の対象となる患者さまは複数の疾患を併せ持つことも多く、その障害像は複雑なものとなります。適切なリハビリテーション診断のためには、患者さまの全体像を把握することが求められます。

ここでは障害の原因となっている傷病の把握、そのナチュラルコースの予測、リハビリテーション治療による効果の見積もり等から予後予測を行い、治療計画を立案することとなります。さらにリハビリテーション治療に関連する有害事象を予防するという、リスク管理の視点も必要となります。この点から、リハビリテーション診療は、「障害の観点からの総合診療」と考え、臨床と教育をしてまいりました。当院の研修では、診断能力の高いリハビリテーション科専門医の育成を目指していきます。

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文責:宮越浩一

このサイトの監修者

亀田総合病院
リハビリテーション科部長 宮越 浩一

【専門分野】
がん、脊髄損傷、脳卒中、小児疾患、高齢者のリハビリテーション