後期研修医の1日

初めまして。専攻医の小川尋海と申します。
亀田総合病院で初期研修を行い、亀田総合病院リハビリテーション科で後期研修を継続して行っています。
プログラムの説明だけでは伝わりきらない、専攻医としての生活をイメージできればいいなと思い、私の亀田総合病院での1日のスケジュールをお示しします。ぜひ参考になさってください。

8:00 出勤、リハ算定確認の事務作業
8:15 総合内科カンファレンス
9:00 神経内科回診
10:00 嚥下回診
11:00 回復期病院回診
12:00 昼食を食べながら医局会
13:00 病棟業務
14:00 リハビリカンファレンス
14:30 病棟業務
17:00 業務終了

上記は一番予定が詰まっている日のスケジュールです。
次々といろんな疾患・症状の患者さんを見て、あとで診察した患者さんのカルテを記載するので「初めに見た患者さんはどの病棟の何の疾患の人だったっけ?」と健忘に悩まされる、専攻医の私には目まぐるしい1日でした。
予定がないときは、回復期病院の病棟管理や急性期病院での検査など、2つの病院を行ったり来たりします。

このプログラムは亀田総合病院を母体とした研修プログラムで、亀田総合病院にある多くのリソースが利用でき、ある程度は自分の興味に合わせた研修をすることができると考えています。私の場合は週に1日、亀田ファミリークリニック館山という診療所で家庭医外来を行わせてもらっています。

待遇面としては、一人暮らしするには十分貯金ができるくらいの金額は頂けます。休みも週休2日は約束されており、休日出勤があるときは「代休を取るように!」と部長自ら声をかけて下さいます。専攻医は日々新しい壁にぶち当たることばかりなので、上級医の先生方が私の表情や体調にまで気にかけて下さるのは本当にありがたいです。

デメリットを挙げると、ロボットを使ったリハビリや再生医療など、いわゆる超最先端な臨床は行っていません。そういった分野を若いうちから専門的に学びたい人にとっては物足りなく感じるかもしれません。しかし私のような多くのリハビリ科志望の医師はまずは一人前のリハビリ医になりたいと思っているのではないでしょうか。そうだとしたら、当院のプログラムはオススメできると思っています。臨床医・リハビリ科医として生涯を通じて持つべき能力が身につくようにとても練られたプログラムです。

お忙しいとは思いますが、まずは一度見学にいらしてみて下さい。時間はかかりますが、東京駅からバス一本でなので意外と過ごしやすいですよ。ここに書けないような細かな情報もお伝えする準備はできています。
みなさんの見学をお待ちしています。

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文責:小川

このサイトの監修者

亀田総合病院
リハビリテーション科部長 宮越 浩一

【専門分野】
がん、脊髄損傷、脳卒中、小児疾患、高齢者のリハビリテーション