【活動報告】近隣病院へのアウトリーチ活動 困難症例合同カンファレンス開催しました

アウトリーチ活動の一環として行っているエビハラ病院での勉強会。先月から、「困難症例合同カンファレンス」として、実際に悩んだ症例、関わることが難しかった症例について、当科から江川医師、千葉看護師、瀬良チャプレンが参加して開かれました。参加者は実際ケアに関わられている看護師・リハビリセラピスト・ケアワーカーの皆さんでした。

カンファレンスでは、困難事例について3つの視点((1)何が問題なのか、(2)どうして問題なのか、(3)誰が困っているのか)から考えて行きました。みんなの意見をまとめて情報を整理していくと、実際に困っているのは実はケアしている私たちであることに気がつくものです。そのことに客観的に気づくことで、難しいと思い込んでいた症例にも実は違う見方があることに気がついていきます。

普段無口なケアワーカーの方も積極的に意見を述べられる姿もあり、看護師長さんも驚いていました。今後も毎月1回、困難症例についての合同カンファレンスを継続していきたいと思います。

関連リンク: アウトリーチ活動

(千葉・江川)

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このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和