インターライ方式を活用した地域EOLケア研修会の開催報告
昨晩、鴨川市内の高齢者施設・病院従事者を対象に”インターライ方式を活用したEOLケア研修会”を市内のふれあいセンターで開催しました。なお本企画は、当院緩和ケアチームおよび在宅医療部、家庭医診療科の有志メンバーが鴨川市と協働で行っているプロジェクト(KIECAP)の一部として実施したものです。
人口の急速な高齢化により、高齢者施設・介護施設におけるEOLケアの質向上がわが国では喫緊の課題となっており、とりわけ県内有数の高齢化率である南房総では2025年の今、改善が求められる重要課題です。
世界各国で施設看取り・緩和ケアにおける活用実績を持つ”インターライ方式”を国内に紹介され、現在まで普及啓発を続けてこられたダイヤ財団から、主任研究員 佐々木晶世先生を講師にお招きしました。
市内各方面から病院や施設でEOLケアに従事する参加者が集い、まずは佐々木先生の講義でインターライ方式の概要を学び、その後のグループワークで、インターライ方式を現場のケア実践にどう生かすことができるか、活発な意見交換を行いました。
講師の佐々木晶世先生先生、遠路、鴨川までお越しくださりありがとうございました。参加者の皆さん、仕事後の遅い時間に2時間の濃密な研修会へのご参加、ありがとうございました。次の研修会企画にもぜひご参加ください!
(文責:関根)


このサイトの監修者
亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一
【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和

