【活動報告】Dr. Yoon Song Choi (a trainee doctor at Severance Hospital, Seoul, Korea)と青木聖子さん(山形大学医学部5年生)が来鴨

Dr. Yoon Song Choi (a trainee doctor at Severance Hospital, Seoul, Korea)と青木聖子さん(山形大学医学部5年生)が来鴨。 〜7月30日から1週間〜

Dr. Choiは現在ソウル市のSeverance病院の研修医。将来は緩和ケア専門医を目指しておられるとのこと。韓国では緩和ケア専門医を目指す際のキャリアパスがまだ確立されていないため、これから内科に進むべきか、はたまた家庭医か、あるいは麻酔科か思案されているとのこと。いずれにしても、これらのどれかをまず研修後に、緩和ケアの研修を行うことになるのだそうです。隣国日本の緩和ケアがどうなっているか知りたくて亀田に見学にこられました。「どうして亀田を見学先に?」、との質問には、「Googleで検索しました〜」と。ソウルの熱心な研修医、そして未来の緩和ケア医と私達を出会わせつないでくれたのは、他でもない"Google"でした!Googleに感謝! 私たちはがん、非がんの区別なく患者さんとご家族をサポートしていますが、そのスタイルが新鮮だったと見学後の感想をいただきました。

青木さんは、現在医学部5年生。医学部に入学される前は別の大学で地球科学を学んでおられたいわゆる理系女子。あまりの酷暑に「青木さん、毎日、どうしてこんなに暑いのか、地球科学の見地から説明してよ!緩和ケアより、地球温暖化や頻発する地震の研究のほうが多くの人の命を救えるんじゃないの?」とみんなで好き勝手を言ってすみませんでした。青木さんのわずかなこともしっかり学びたいという真摯な姿勢に私たちも初心を想い出し良い刺激をもらいました。

Dear Dr. Choi and Aoki-san, thank you for visiting us all the way from Korea and Yamagata. I wish you best of luck in your future education and professional work! We look forward to meeting you again. Dr. Ryuichi Sekine, representing palliative care team staff at Kameda Medical Center.

180806img1.jpg

このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和