【活動報告】第2回院内緩和ケアレクチャー

第2回 院内緩和ケアレクチャー「テーマ:事前指示書について自由に語ろう!」の報告です。なお、この模様は、安房地域医療センター(ARMEC)にも教育回線で中継されました。前回第1回に続き、今回も、事前指示書やアドバンス・ケア・プランニング(ACP)の望ましいあり方について、「概論講義→少人数グループディスカッション→ディスカッション内容のシェアリング」の流れでインタラクティブな学びの時間となりました。少数精鋭?!の参加者から、事前指示やACPのバリアの本質はいったい何か、そして各バリアへの解決策として明日から私達は何ができるのか、について今までになかったような非常にユニークなアイデアも出されました。私自身を含め、参加者全員が新たな気づきや学びを得たようです。

 『参加者が少ない(関心の低さ)もバリアの一つ?!』

確かにそれも否定しません。でも、これが私達のスタート地点です。それに優れた知恵は大勢集まれば得られるというわけでもありません。参加者の多少によらず、私達はこのテーマを皆さんと考え続け、当院やこの地域の文化に合った事前指示やACPのあり方を模索し続けます。来月の緩和ケアレクチャーも同じテーマです。ぜひご参加ください!!

(関根)

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このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和