ローテーターからの声:初期研修医2年目大場先生

当科をローテートしてくれた当院初期研修医2年目の大場先生から、研修の感想を頂戴しました。
非常に熱心でいつも臨床に真摯に向き合っており、我々も刺激を受けました。
腫瘍内科志望とのことで、これからのがん診療を支える若きホープです!

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(1)腫瘍内科ローテを選んだ理由を教えてください。
腫瘍内科志望であり、様々な症例を高いレベルで経験できる日本屈指の環境で研修したかったから。

(2)研修で学びになったこと、得られたことを教えてください。
抗がん剤の使い方や、がん診療に関する基本的な考え方を学ぶことができました。
例:担がん患者特有の管理(抗菌薬の選択、腸管穿孔疑いの対応、DICの管理など)
  抗がん剤の副作用マネジメント、フォローの仕方
  化学療法のエビデンスの検索方法・調整・選択
  一般内科的な病棟管理
  病状説明の考え方・方法論
  骨髄穿刺や腹腔穿刺など手技
  他施設(国内外含め)とのカンファレンスを通じての問題解決方法
研修に対する姿勢

(3)研修で大変に感じたことはありましたか?
病棟管理(+外来)で様々な症例に触れることができ、その分やることが多くあっという間の1か月間でした。

(4)どのような人に当科での研修をおすすめしたいですか?
全ての研修医におすすめしたいです。がん患者は増加傾向で、医療者は基本的に避けることができないと思います。腫瘍内科をローテートすることで、担がん患者への対応の素養を養えます。加えて、意欲的にローテーションすれば内科管理、急変対応、緩和ケア、アドバンス・ケア・プランニング、様々な手技など、多くのことを網羅的に経験できます。
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このサイトの監修者

亀田総合病院
腫瘍内科部長 大山 優

【専門分野】
がんの包括的医療、病状に応じた最善の治療の選択と実践