ローテーターからの声:総合内科専攻医2年目松下先生

1月と2月の 2ヶ月間、当科をローテートしていただいた松下先生(当院総合内科専攻医2年目)から、当科ローテートに関して感想を頂戴しました。
非常に人当たりの良い先生で、患者さまからの信頼も厚い印象でした。
総合内科では、がんの診断や緩和ケアに関わる機会もあると思いますので、今回のローテートが今後のキャリアの一助になればと思います!

***************************************************************
① 腫瘍内科ローテを選んだ理由を教えてください。
・他の病院ではあまりローテートできないから。
・化学療法のイメージがいまひとつだったから。
・様々ながん診療を経験してみたかったから。
・総合内科とがん診療は密接に関わっているから。

② 研修で学びになったこと、得られたことを教えてください。
・化学療法(根治的、緩和延命)、Best Supportive Care(BSC)がどのような人に適切なのかについての考え方。
・がん告知や、化学療法についての説明、BSCを推奨する際の説明の仕方など。

③ 研修で大変に感じたことはありましたか?
・根治不能なことや、BSCが望ましいということを、患者さん家族さんに伝える時。

④ 今後の診療に役立ちそうなことはありましたか?
上記②の通りです。
あとは腫瘍内科以外の診療にも言えることですが、メインの治療(腫瘍内科だと化学療法など)を確実に実施するためにそれ以外の環境を徹底的に整える、という考え方が個人的にすごく学びになりました(発熱時は閾値低くCT検査を撮って抗菌薬を入れる、など)。総合内科では細かいところに目が行きがちで気づいたら治療の大筋から逸れていることもあるので……。

⑤ どのような人に当科での研修をおすすめしたいですか?
総合内科志望もしくは研修中の方全員におすすめできると思います!

⑥ 最後に、先生の今後の意気込みをどうぞ!
がんの治療適応がある患者さんを、適切に紹介できるよう心がけます!
***************************************************************

このサイトの監修者

亀田総合病院
腫瘍内科部長 大山 優

【専門分野】
がんの包括的医療、病状に応じた最善の治療の選択と実践