焼き芋の季節

今日は良い天気でした。昨日の大雨の後で、空気も澄んで気持ちの良い陽気でした。でも、太平洋上の前線の影響か、波が高すぎて、海の深夜勤務はただ棒を振り回しながら歩き回るだけに終わりました。いやぁ、今日も肉体と精神が鍛えられた。魚に怪我をさせなくて本当に良かった、良かった・・・慈悲深い古澤です。
数えてみたら、このブログの私の記事が今回で40回目になっていました。


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日の出が随分遅くなりましたね。日没もすっかり早くなって日が短くなりました。日が短くなると、忙しくなるんだよね。帰ったら、今度は畑の日勤、それから息子の部活の迎えで木更津まで行って、また帰ったら今度は刈り取った草を燃やしてガキどものおやつの焼き芋。暗くなる前にやんなきゃいけないことがいっぱいだ。


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畑仕事をしていたら「チチチ、ジュリリ」と小鳥の鳴き声。スズメより一回り小さな小鳥の群れが来ました。エナガとシジュウカラの混群です。今日は確認できませんでしたがこの群れにはメジロや小さなキツツキの一種のコゲラなどが混じっていることもあります。写真はエナガですが、このエナガ、最近かわいいと人気で写真集まであるらしいです。
この鳥は面白い習性があって、子育てにヘルパーが参加するそうです。ヒナの親以外の成鳥が餌を運んだり、ヒナの世話をすることで、群れとして少しでも多くの仲間を育てようとするようです。ヘルパーは自分のヒナのいない雄鳥が多いらしく、エナガも最近の人間同様「イクメン」が活躍しているわけです。児童福祉が充実していて、人間も見習わないと・・・。


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前回も紹介したスモモの狂い咲き。結構沢山咲いていて、春にちゃんと咲くのかちょっと心配。なんでもそうですが、適切なタイミング、ってもんがあるわけです。


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これなんだか知ってる?アケビです。毎年楽しみにしていたのですが、大きくなる前にカメムシに「プチ」っとやられてまともに実がなりませんでした。今年初めてひと房、3個だけなりました。食べたことある人います?


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かじると砂糖とは違う、自然な優しい甘さ。ゼリー状のところを、口の中でグチュグチュして(下品ですみません・・・)種をぺペッと。食べるって程のものでもないかな。子供の頃は近所の山で遊びながら、仲間と木に登って取っては食い取っては食い。他にキイチゴとか桑の実とか、そこら辺に、「知っていれば食べられるもの」はたくさんあったなぁ。


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この「はらぺこあおむし」のような奴はキアゲハの幼虫です。アシタバの葉を食べていました。ニンジンとかセロリ、パセリ、フェンネルなどセリ科の植物を食草とします。同じアゲハチョウ科の多くはミカンなどの柑橘系の葉を食草にしていますが、キアゲハはセリ科を食草とすることで無用な争いを避けています。昆虫は本当に賢いです。


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2週間前に掘った安納芋を焼き芋にしました。サツマイモは2週間くらい熟成させると甘みが増します。焚火で焼き芋を作るときは、濡れた新聞紙で芋をくるんでからアルミ箔で包んで焚火の中心から少し離れたところで30分くらい焼きます。灰の中に埋まるようにすると良いです。


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こんな感じです。しっとり、ねっとりしてメチャクチャ甘いです。ホクホクした焼き芋が好きな人もいると思いますが、このネットリした極甘もたまりません。お菓子みたいです。ガキどもも大喜びです。今年は豊作だったのでまだまだいっぱいあるんだ。



このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍