秋祭り

10月6日、7日は秋のお祭り。ちょうど1か月前のブログにもお祭りの話を書きましたが、前回は海側の祭り、今回は山側のお祭り。亀田病院を含む、東条地区のお祭りです。先週は台風の影響でどうなることかと気を揉みました。初日は少し不安定な天気でしたが、2日目は逆に台風から変わった日本海側の温帯低気圧が呼び込んだ南風の影響で、突き抜けるような青空、真夏日になりました。カメラを持っているだけで汗だくになってしまった古澤です。


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お祭りに相応しい、気持ちの良い青空です。
鴨川には神社が沢山ありますが、私の居住地区は男金(おがな)神社です。


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男金神社では市の無形文化財「和泉三役」が行われます。棒術・羯鼓舞(かっこまい)・神楽獅子舞の三演目からなります。棒術は地域の少年、少女、および棒術保存会の大人が刀、六尺棒、鎌、扇子、傘などを用いて行う武術で、締めは真剣を用いて竹を一刀両断にします。うちの長男は中学に上がって部活で練習に参加できないため引退しましたが、娘が今年も参加させていただきました。子供たちの真剣でかわいい演技におひねりが飛び交います。


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棒術の締めの真剣による竹きりです。棒術保存会の大人の演技はなかなかの迫力です。今年も、スパッと気持ちよく切れて縁起が良いです。(たまぁに、スパッと行かず、ちょっとグダグダになってしまうことがあるんです・・・)


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こちらは羯鼓舞。羯鼓(かっこ)とは雅楽で用いる太鼓の一種で短いばちで両面を叩いて演奏します。鳥の羽を付けた獅子頭をかぶって踊ります。神楽獅子舞は獅子とひょっとこがじゃれながら踊る、コミカルな演技です。地域の住民だけでなく、観光客も結構見に来ます。このような伝統芸能は是非とも後世につなげてほしいものですが、後継者不足が悩みのようですね。


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「木守り」って知ってます?柿などの実を最後の1個だけ取らずに木に残しておく習慣のことです。来年も沢山実をつけるように、とのおまじないの意味があります。柿って美味しいですよね。私は大好きです。木守りを毎年残すようにしているのですが、今年は台風で結構実が落ちてしまい収穫が少なかったので勢い余って最後の一個までもいでしまいました。やっちゃった、とすぐに気付いたので、1個は食べずに木の股のところにそっと置いておくことにしました。これで許して。
ところで、私が子供の頃って(既に時効だから言いますが・・・)人の家の柿を盗んでも食べたものですが、最近は、というかこの辺りがそうなのか、柿の木があっても実を獲らずにそのまま放置していることが多いんです。渋柿だって干したり、渋抜きしたり食べる方法がありますが、みんなやらないようです。でも、柿や、夏ミカンの実がなっている風景は田舎の秋ならではの綺麗な風景ですが、問題もあるんです。この実を狙ってサルが山から下りてくるんです。なんでも適切な管理が必要ですね。まぁ、うちのガキどももそうですが、柿のような自然な甘さより、売っているお菓子の甘さの方がみんなに好まれるようになって柿はただの飾りになってしまったのかなぁ。あるいは柿の木の持ち主が高齢化で実を獲れなくなってしまっているのかもしれないな。


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7日は強風と時化で釣りになりませんでいたが、8日は風も波も収まってきて久しぶりに1本獲りました。このところ、掛けても掛けてもみんなバラしちゃうんだよね。(針にかかった魚が外れて逃げることを、バラす、と言います)70cm位かな、まあまあの型でした。これから寒くなってくるとデカいのが来るようになる・・・はずなんです。
お祭りは真夏日でしたが、いよいよ、これから秋本番、かな。皆さん、風邪ひかないように気を付けてね。

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍