鴨川合同祭

台風が過ぎてホッとする間もなく今度は地震。被災地の方々には心よりお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。
鴨川は、申し訳ないくらいの青空が広がっております。秋の足音が・・・・なんて前回書きましたが、夏の残り香といいましょうか、最後っ屁といいましょうか・・・。1か月ぶりに潮風に当たってちょっと気分がいい古澤です。


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8月いっぱい海での深夜勤務をお休みしていたので、いったい何時に起きればいいのか分からなくなってしまいました。夏至の頃は4時前くらいには明るくなり始めるので、2時過ぎに起きます。潮汐表で調べると、今日は日の出が5:20、常用薄明が4:54でした。明るくなるのは実は夏至のちょっと前が最も早くて、調べてみたら夏至の1〜2週間前が4:28、常用薄明3:59でした。あ、常用薄明がわからないよね?日の出前、あるいは日の入り後の薄明るい時間のことです。普通の人は、こんな時間に動きませんね。いわゆる「かわたれ時」「黄昏時」のことです。私の場合はいつもこの常用薄明を目安に開始時間を決めます。馬鹿ですね。
え、釣れたのかって?教えてあげましょう。一番よく釣れる日って大抵、「昨日」か「先週」か「先月」なんだよね。久しぶりに会った地元のおっちゃん達に「8月はボチボチ釣れてたよ」とか「先週は○○さんが1本獲ったよ」「先生なんで来ないのかなってみんなで言ってたんだよ」なんて聞かされて我ながら相変わらずの運のなさを嘆きつつも「いつものことさ」と、気楽に棒を振り回しながら歩き回れる幸せをかみしめて満足することにしました。ま、後の祭りですね。


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祭りといえば(強引ですが・・・) 9/8〜9/9は鴨川で最も大きなお祭り、「鴨川合同祭」です。
鴨川は日蓮上人生誕の地(現在の鴨川市小湊)であるためか神社仏閣が沢山あります。合同祭はその中の鴨川中心街にある7つの神社が合同で行う最も大きなお祭りです。漁師の町鴨川の祭りですから、激しいです。


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今日は駅前にすべての神輿と山車が集結します。
すごい人で、ちょっと近寄れません。


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鴨川の海の荒波を表現しているのだと思いますが、神輿の揉み方が普通じゃありません。波に漂うように右に左にユラユラ、と思えば今度はひっくり返るかと思うくらい傾いたり、跳ね上げたり。近くで見ているとちょっと怖いです。迫力が違います。
今年は時間が合わなくて見られませんでしたが、全国的にも珍しい「担ぎ屋台」という更にすごいのがあります。毎年ケガ人が出るといいます。神輿と違い、太鼓の奏者を載せたまま、豊漁と漁の安全を祈念して強烈に揉みます。一見の価値ありです。


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山車も勢ぞろいです。太鼓と笛の音が見ているものの気分も上げてくれます。この後、それぞれの神社に帰っていきました。


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クルミが初めて獲れました。本当はもっと生っていたのですが、台風でどこかに飛ばされてしまい、結局5個だけです。これはオニグルミなので殻が物凄く硬いんです。どうやって割ろうかな?


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以前にも紹介したポポーがついに収穫になりました。完熟すると木から落ちるので、落ちたところを収穫するのが良いそうです。ほとんどの方がポポーをご存じないと思いますが、それもそのはず、ポポーは傷みが早く、運搬ができないためほぼ流通しない果実なんです。今年は2個だけ、それも出来損ないで小さいのですが早速、味見です。


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収穫後、数時間皿の上に置いておいただけで皮が黒く変色してきました。なるほど、こりゃ、簡単には出荷できないわ。割る前から熟したバナナのような、マンゴーのような香りがあります。割ってみると、「あれ、腐ってる?」って勘違いしそうな微妙な感じのグズグズ感なのですが、食べてみると・・・マンゴープリンのような味と舌ざわりで旨いです。残念ながら一人一口しか食べられませんでした。来年は沢山獲れるといいな。

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍