夏休みが終わっちゃう

8月も、もう残すところ1週間を切りました。子供の頃は、1年で最も楽しい時間が終わりを迎える憂鬱と、山のように残った宿題に押し続されそうになりつつも、残りの数日でやり残したあれやこれや、何とかなんないかなと悪あがき。親の目を盗んで家を抜け出して・・・でも、そろそろ、なんとなく夕方には涼しくなってきて、ヒグラシの声、あぁ、夏が終わるんだなぁ、なんてちょっと悲しくなる頃でした。
今日もほぼ全国的に猛暑日です。生まれて初めて、「早く夏が終わってほしい」と思っている古澤です。夕方になっても、暑いです。


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薄紅のコスモスは、「秋の日の何気ない日だまりに揺れている」(聞いたことあるでしょ?)はずなんですが、なぜか、うちの庭ではこの猛暑の中、早く咲きすぎてしまっています。夕方になって少し日が陰ってきたらカニグモがやってきました。


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暑い暑いとは言っても、秋は近づいてきているのでしょう、カキの実が大きくなってきました。栗も大分大きくなってきましたが先日の台風で大分落ちてしまいました。


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この網がかかっている果実は「ポポー」です。苗木を植えて4年目、初めて結実しました。最初は沢山実っていたのですが、気が付けばこの二つだけになってしまいました。大体、こういう実はカメムシに「プチュ」とやられて腐ってしまうのでこの虎の子は大事に大事に。9月から10月に収穫期になるはずです。どんな味がするのかな?この植物の花がちょっと変わっているんですが、来年の春、機会があれば紹介します。


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落花生の花です。マメ科特有の蝶のような花弁です。地面近くで咲く小さな花ですが鮮やかな黄色でかわいらしい花です。
落花生がどのようになるか、ご存知ですか?


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読んで字のごとく、落ちた花から生えるんです。これが落花生の根元ですが、赤い矢印のところが子房柄といいます。花が咲いた後、この子房柄という茎(?)が地面に向かって伸び、突き刺さり、その先に落花生の実ができるんです。皆さんご存知のように落花生を含め、豆類はおいしく、栄養価が高いわけですが、動物や鳥たちも当然それを知っています。きっと、茎からぶら下がっていたらみんな食べられてしまうので豆を全部食べられてしまわないようにこのような進化をしたんでしょう。豆(=種)を地中に隠してしまうことで食べつくされないようにする。果実の場合は、動物に実と一緒に種を食べさせて運ばせることで分布を拡げる戦略をとっていますが、豆類は食べられたらそれで終わりですので。
でも、カラスは掘り返して食べるんですよ・・・ったく、腹が立つ!


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ガキどもは宿題の追い込みです。まったく、もっと早くからやっとかないから・・・。中二の愚息が自由研究のまとめでExcelを使っているところですが、「とうちゃぁーん、ペーストがうまくいかなーい」とか「とうちゃぁーん、カッコってどうやって打てばいいの?」とか「とうちゃぁーん、平均値ってどうやるんだっけ?」「とうちゃぁーん・・・」「とうちゃぁーん・・・」・・・・うるさくてしょうがない。でも、自分でやらせなければ仕方がないのでいちいち「ここをこうやって・・・」「シフトを押しながらここを押して・・・」・・・。
イラっとしながらも、怒っても仕方がない、いつかできるようになるだろう、と我慢我慢。家でも病院でも一緒だね。でも、さすがに同じことを2回も3回も聞かれると、「そろそろ覚えろよ」って言いたくなるね。
それにしても、服くらい着ろ!(散らかってるなあ)

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍