収穫の秋なのだ

急に寒くなりました。少し前までは30℃近い日もあったのに夜は冬用の布団をかけないと寒くて眠れません。モズが甲高く鳴く声が聞こえ秋の深まりを感じます。虚弱体質で風邪を引きやすいので季節の変わり目が心配な古澤です。


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秋のある日の朝焼け。空も海も秋の色になってきました。夏の鮮やかさから秋の深さへ、美しい景色に竿を振るのを忘れてしまいそうになりますが、まじめに竿を振っても最近なぁ〜んにも釣れません。海の仕事では何の成果もありませんが、畑の仕事では収穫の秋です。今年は夏野菜が暑すぎのせいか今一つでしたが、秋の恵は豊作です。


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これはポポー。「幻の果実」なんて言われます。収穫のタイミングが難しいのと傷みやすいのとで市場にはほとんど出回りません。昨年までは数個しか採れなかったのですが今年は10月の上旬までに30個位収穫できました。中には私の拳よりデカいのも。


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マンゴーとバナナを合わせたような香りと甘さがなんとも言えません。もし、どこかに売っていたら絶対買った方がいいよ。


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昨年は猿にやられて壊滅だった栗。猟師さんが仕掛けてくれている罠の圧力か、こまめな追い払いの成果か、先月中旬からほとんど猿が姿を見せないためほぼ被害ゼロで豊作です。もう栗ご飯を3回食べましたがまだ冷蔵庫にストックがあります。


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鴨川市七里。近所のJA直売所で見つけました、安くはないけどね。ちょうど今、市内各所でオーナー制度の畑の収穫をやっていますね。鴨川七里は勝手に栽培できないように農協がしっかり管理しているので種は出回りません。農家を守るために必要なことです。


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そりゃぁ、ビール党には定番ですな。香りと甘みが堪りません。このくらいの量はほぼ瞬殺です。


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スモモの木の根元で見つけた自然薯。一番長いのでも30cm位でしたがこんなのでも掘るのは大変なんだよね。木の根っこと絡み合うように伸びていて1時間位かかってやっと掘り上げました。道の駅などでこの季節見かけますが、結構高いよ。


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栽培ものではあまりかぶれませんが自然薯は痒くなるんだよね。邪道ですが、最近は手ですり下ろさずにフードプロセッサーでやっちゃうんですけど、これが意外に空気が入ってフワフワで美味しく仕上がります。手抜きではなく効率化、先進技術の導入です。


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そしてサツマイモ、これ全部安納芋です。昨年はこれまた猿に芋が太る前に全部引っこ抜かれて壊滅でしたが、今年はガッチリ囲って守り切りました。ここ数年の猿被害で学んだ対策が実り感無量です。ただし、ガッチリ囲いすぎて掘り始める前に網囲いを外すのが大変。掘り始めれば今度は腰が・・・途中から娘に手伝ってもらって何とか収穫完了。すごい!30kgくらいはあるかな?サツマイモは掘りたてをすぐに食べてはいけない。2週間くらい熟成させてから食べると甘みが増すのだ。
美味しい房総の秋はこれから本番です。研修医や専攻医の皆さん、周産期医療に興味のある先生方、観光がてら是非見学にいらしてください。

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍