第74回日本産科婦人科学会学術講演会に参加して

今年度の新専攻医の3名が先日8月5日〜7日に福岡で開催された第74回日本産科婦人科学会学術講演会に参加し、感想文を書いてくれました(*^-^*) 日本産科婦人科学会は2年前、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、残念ながらWEB開催となりましたが、昨年からは現地+WEBのハイブリッド開催になっています。今年はさらに現地参加者も増え、当科からも多くの発表がありコロナ禍でも感染対策に留意しながら、学会で学びそして楽しむことができたようです(*'▽') 

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専攻医として4月に入職して早くも4か月が過ぎ、暑い夏の季節となりました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
日々できることが少しずつ増え、忙しさも増す今日この頃。そんな中、今年度の新専攻医3名は8月5―7日に開催された日本産婦人科学会に参加しました。現地開催の学会参加は久しぶりで、たくさんの刺激をもらった3日間でした。
学会は同時にたくさんのプログラムが開催されます。テーマは迷うほどありますが、産科危機的出血や分娩誘発に使用する薬剤の使い方、会陰縫合のコツなど、日常診療に活かすことのできるポイントを学びました。当院スタッフ4名、専攻医3名もワークショップ・ポスター発表を行っており、日頃の成果や学びを共有してきました。
初日のトップバッターは末光Dr。International Session Workshopで、分娩方法による骨盤底機能障害について、英語での熱い議論がなされました。

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大塚部長は腎移植と子宮体癌について、
門岡Drは当院の出生前検査外来開設について、
三谷Drは遠隔胎児心拍数モニタリングと新型コロナ感染妊婦について、発表されていました。
日頃指導をしてくださる先生方が全国に向けて発信される姿は、田舎の市中病院でも頑張っているのだぞ、というメッセージだと感じました。
また当院所属の専攻医も3名発表しており、
網師本Drは妊娠糖尿病のインスリン治療について、
竹沢Drは子宮外胎盤循環下胎児治療について、
ウDrは悪性腫瘍合併の妊娠について発表され、将来の自分たちの姿を思い浮かべながら憧れの先輩の勇姿を見ることができました。学術面でのサポートも充実しており、若手の発信のチャンスも作ってもらうことのできる恵まれた環境だなと改めて感じました。

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現地開催の学会は他施設の同期や先生方とも交流を深めることができる機会です。早くみんなで飲みかわしながら絆をふかめることができる日が来るといいなと思います。

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍