サルのお味は・・・

気が付けばもう2月も終わり、先週は寒い日が続いていたんですが今日は日差しが燦々と降り注いで窓際にいると汗ばむような陽気。ところが外に出れば強風が吹き荒れてちょっと畑仕事どころではない感じ。最近、畑の仕事も海の仕事もサボっていてちょっと体重が増えてしまった古澤です。


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午後になって少し風が弱くなってきたので久しぶりに魚見塚に行ってみました。鴨川を一望できる絶景ポイントです。最近、日曜日の夜のドラマにも登場するオレンジ色の建物、そしてその奥の方にはシーワールド、亀田病院が望めます。


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市街と反対側に目を移すと鴨川松島、向こうには仁右衛門島。改めて、いい所だなぁと実感します。


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春が近づくとまた「奴ら」が動き出します。そろそろ対策を始めなきゃ・・・と思っていたらまた、先を越されてしまった。普通サルはネギ類はやらないと言われているんだけどね。よっぽど餌がないんでしょう、まだまだ収穫には程遠い玉ネギを半分以上引き抜かれてしまいました。網はかけていたんですが下をしっかり止めていなかったのでまくって中に入られてしまいました。


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後でトレイルカメラの画像を確認したらこの通り。手前の奴らは玉ネギ、奥の奴らはソラマメの新芽を荒らしています。年々、被害の時期が早くなって、荒らし方も大胆になっています。我ながらいつも後手後手に回ってしまい無力感に打ちのめされます。もう今年の玉ネギはダメだなと思いつつも残った苗の網を強化して、ソラマメを網で囲いました。


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網の下をまくられないようにしっかり固定します。とにかく、敵はこちらの想像を超えてくるのでこれでもまだまだ不安が残ります。あれ、奥の方に誰かいますね。彼のことはまた今度紹介します。


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ジビエのお店でサルの肉を買ってきた話を以前に書きました。実は先日食べてみたんですよ。お肉はロースなど美味しい部分を北海道のジンギスカンのタレで味付けしてあるものです。


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ジビエなのでしっかり火を通しましたが、ちょっと焼きすぎたかも。でも、食欲をそそる凄くいい匂いです。


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完成。ジンギスカン味なのでキャベツやモヤシと一緒に食べてみました。美味しいです。少し硬めの牛肉のような感じ。食感とか筋の入り方は牛肉そっくりです。想像していたような臭みは全くなく非常に食べやすいのにびっくり。なんでも、食べてみないと分からないね。タレも美味しいのだとは思いますが恐らくはお肉の処理が良いからなんだと思います。サルというだけで何となく「気持ち悪い」ような気がするよね、やっぱり家畜に比べて人に近いからかな。なんとなく霊的なイメージ。でも、害獣として駆除されたこのサルに対して、復讐というよりは供養の意味で私には食べる責任があるような気がしました。人の都合で悪者として駆除されたことに対してね。この美味しさにはサルを捕獲して処理した猟師さんの動物に対する愛情を感じます。結構良いお値段なのでそんなにしょっちゅう買えませんが猟師さんへの支援の意味でも今後も時々食べようかと思いました。冷凍庫にはまだ一緒に購入したキョンとイノシシ肉がストックしてあります。どうやって食べようかな、楽しみだ。

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍