出生前検査

こんにちは!産婦人科の門岡です。

こちらではほぼ初登場です。家では5歳と2歳の珍獣たちのお母さんをしながら、亀田では主に周産期医療に携わっています。
今日は我々の行っている診療の一つ、「出生前検査」について紹介したいと思います。

『3〜5人/100人』
これ、何の数字だと思いますか??

実は、生まれてくる赤ちゃんが何らかの疾患(先天性疾患)を持っている確率と言われています。 意外と多いと思われたでしょうか??
誰しも自分の赤ちゃんは大きな問題なく元気に生まれてきてほしいと願うものですが、一部の先天性疾患は、出生前検査によって予め調べることができます。

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妊婦さんとご家族のニーズに応じて検査が受けられるよう、我々産婦人科医と、遺伝カウンセリングを担当してくれる臨床遺伝科とが、タッグを組んで診療にあたっています。
もしも疾患が見つかった際には、赤ちゃんとご家族にとってよりよい対応ができるよう、今度は新生児科とタッグを組んで対応していきます。
さらには、次の妊娠出産に向けてのフォローまで、時には生殖医療科ともダッグを組んで、赤ちゃんとお母さんをトータルでサポートするのが我々の役目です。

post276_2.jpg 出生前検査の紹介動画
https://youtube.com/watch?v=WyCEUk6ktzg

遺伝カウンセリング予約フォーム
https://forms.office.com/Pages/ResponsePage.aspx?id=ApEdN34gE0G9WwYbNDUIeyFmPJSGkkxKlljJkuNcIXZUMEpaVDhEVllTRE42M01TTlFXVkE0V1dVRC4u

充実した他科との連携がとれるのは亀田の強みですが、当科研修中には新生児科、生殖医療科の研修も可能ですので、幅広い知識と経験を身につけることができます。
コロナ前には、そんなチームで、診療だけでなく飲み会や花火大会も一丸となって楽しんでいました^^

また、妊娠初期に染色体異常の確率を算出する狭義の出生前検査を行うには、英国Fetal Medicine Foundationの認定を受ける必要がありますが、当科には2名の認定医がおり、そちらの指導も受けることも可能ですし、胎児心臓超音波認定医に胎児心臓評価の指導を受けることも可能です!

興味を持っていただけた方はぜひご連絡ください!

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍