6月6日に雨ざあざあ・・・

今日、関東地方の梅雨入りが発表されました。朝からジトジト、時にザアザアと、初日から梅雨らしさ全開です。でも、意外と梅雨も嫌いではない古澤です。
梅雨には梅雨の楽しみがあるんですが、困ってしまうのは、仕事が思うように進まないこと。あ、仕事って、畑の方ね。湿気と気温の上昇で雑草の伸びは加速度的になってきますが、作業しようにも雨降りでは思うようにならず、気が付くと、どこが畑だかくさっぱらだか・・・。


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ホタルの季節です。近所にいるのは少し小さめのヘイケボタル。田んぼや水路の周辺に生息しています。もう少し山の方に入ればゲンジボタルもいるでしょう。特別、記憶に残っている想い出があるわけではないのですが、なぜか、ホタルをみると懐かしさがこみ上げてきて涙が出そうになります。近くの野池に小学校3年生がホタル幼虫の放流をしていますが、そこ以外にも何か所か沢山出現する場所があります。乱舞、とまではいきませんがフワーっと、儚く漂う光を追いかけていると、時がたつのを忘れてしまいます、と言いたいところですが、光るのは日没から1時間くらいだけです。虫よけスプレーをしっかりかけていかないと、家に帰ってから全身にキンカンを塗りたくることになります。


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これなんだか知ってます? クワの実です。
産婦人科を目指す研修医の先生なら、なんか、教科書にでてきたような・・・と思うのではないでしょうか。そうです、桑実胚の「桑実」です。桑実胚は受精卵が16〜32分割した状態で、もう一日培養すると胚盤胞になりますね。
赤いのは未熟、黒いのが完熟した実です。甘くておいしいんですが、たくさん食べると舌が黒くなって食べたことがバレます。
ついでに、葉は蚕の餌になります。つまり、そこの、かっこいい女医さんが首に巻いているエルメスのシルクのスカーフは、元をたどればこの葉っぱ、ということです。因みに桑はそこら辺、どこにでも生えています。


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今日、初めてスイカの雌花が2つ付きました。花の根元にスイカの赤ちゃんが付いているのが分かるでしょうか?雨降りですが畑は待ってくれないので人工・・・受粉しました。45日後が収穫の目安です。海の日ごろかな。


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こんな雨の中ですが、実は深夜勤務もしてきました。残念ながら出会えたのはこんな奴。ナイトダイバーには要注意のダツです。夜は明かりに突進してくるので突き刺さる事故が起こるといいます。くちばしが鋭利で歯が鋭く、ルアーの塗装をボロボロにされます。
針にかかると華麗なジャンプを決めるのですが、何しろ、このほっそい体でパワーとスタミナがなく、これでも70cm位あるのですがあっさりと上がってきます。この人相(?)の悪さと、クネクネとした風格のなさから、絶対に主役、本命にはなり得ない独特のザコキャラ感が何とも言えません。サヨリに近い魚なので食べれば旨いという人もいるようですが、私は食べたことがありません。こいつは夏になると浅場に回遊してきます。海はもう夏の気配です。

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍