梅雨の晴れ間に

また、今年もジトジトとスッキリしない季節になってきました。とはいえ、ここ数日は比較的良い天気、明日からまた梅雨らしくなるようです。日曜日には初の試みとなる亀田総合病院産婦人科web医局説明会が開催され、うれしいことに10名ほどの初期研修医や学生さんが参加してくれました。オンラインの集会など自分には無縁と思っていましたが、なんでもできちゃうんですねぇ。院内の会議やカンファレンスもほとんどがオンラインになっています。コロナ騒動をきっかけに確実に人との接し方が変わります。ちょっとした寂しさを感じるとともに、面倒な時はwifiの調子が悪いせいにしちゃえばいっか、なんて思っている古澤です。

post_224_1.jpg

霧雨をまとった蜘蛛の糸。
畑仕事をしていると、しょっちゅうこいつに引っかかってしまう。知ってる?この糸、同じ太さの鋼鉄線より強いんです。もし、1cmの太さの蜘蛛の糸で巣が作られたら、飛行機が捕らえられるほどなんだって。

post_224_2.jpg

この季節、草が伸び放題です。ケイスケが大活躍です。庭木やら、柵やらいろいろ障害物があるので今回はチップソー(金属の回転刃)ではなくナイロンコードという刃(?)を使います。このコードが高速で回転すると鋭い鞭のようになって草を引きちぎるように切ってくれます。硬いものは切れないので障害物の多い所では重宝します。ケイスケはよくせっかく植えた木の苗をちょん切ったり、ホースを引き裂いたりとオウンゴールを決めてくれるのですが(ケイスケのせいじゃないか・・・)これならオウンゴールの心配がありません。場面に応じて道具を使い分ける、手術でも日常でも同じです。難点はピシピシと小石を飛び散らせるので当たって痛いことでしょうか。いつものゴーグルだけではなく最近話題のフェイスガードも必要です。

post_224_3.jpg

スモモが色づき始めてそろそろ収穫が忙しくなるな、なんて思っていたら・・・

post_224_4.jpg

なんかおかしいぞ!
急いでトレイルカメラの悦子を確認すると・・・

post_224_5.jpg

昨日の昼間に、奴らに襲撃されてました。
この写真の中に子供含め少なくとも5頭写っています。このままじゃ数日で根こそぎにされてしまいます。
こいつらの食べ散らかし方には本当に腹が立ちます。さるかに合戦って知ってるでしょ?あのイメージです。未熟な果実までもぎ取って投げ捨てるんです。まだ青くて美味しいわけがないような実も一口かじって放ってしまうのであっという間に全滅します。

post_224_6.jpg

やむを得ず、今年は熟すのを待たずに収穫して追熟することにしました。低い所から枝先まで、脚立とはしごも持ち出して徹底的に獲りきりました。全部で30kg以上あります。とにかく、奴らには「これ以上1粒たりともくれてやらん!」という意志表示をすることが重要です。ここに来ても食料が獲れないことを学習させなければいけません。収穫し残したり、そのまま放置した作物がサルを呼んでしまい、他の作物にダメージを与えます。

post_224_7.jpg

これが、私の対サル用兵器です。上のリボルバーは火薬鉄砲なので音だけですが、下のエアガンは170発のBB弾が装填でき連射できます。BB弾は自然に分解される弾を使っています。左はいわゆる「パチンコ」ですが今どきはかっこよく「スリングショット」と呼びます。こいつは強力です。収穫しようと木に近づいたら、なんと、今まさに1頭のはぐれ猿が食事中!一発打ち込んでやりましたが、残念、一瞬早く感づかれて当たりませんでした。餌がないだけでなく、ここに来ると怖い、と教えることも大事なので根気強く追っ払うしかないようですが、う~ん、やっぱり私が不在の日中に来られるとどうにもならないなぁ。
しかし、まぁ、本当にやっていることが小学校時代と変わってないな。

鴨川の生活の楽しさを伝えるのがこの「鴨川ライフ」なんですが。なんだかおかしなことになっているな。

post_224_8.jpg

数日で赤くなり始めるので食べきれない分は冷凍して時間のある時にジャムにします。毎年この時期に1年分のジャムを作ります。あぁ、完熟したのを食べたかったなぁ。

post_224_9.jpg

春にシイタケの菌を打ち込んだホダ木は本伏せという工程に入りました。あとはシイタケの生えるのを待つだけですが、本格的には収穫は来秋です。上手くいくかな?

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍