長月

早いもので、今日から9月。あぁ、夏が終わっちゃたんだなと寂しくなります。9月は「長月」と呼ばれます。段々長くなる夜から「夜長月」、転じて「長月」とされているようです。確かに、日没が随分早くなったと皆さんもお気づきだと思いますが、私のように夜明け前から動き始める人間は、みんながまだ気づかない、日の出が遅くなってきたことも実感しちゃうんです。昼間の蝉と入れ替わりに聞こえるマツムシの声に秋を感じる古澤です。

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夏至の頃は日の出が4時半前ですが、今日の日の出は5時14分。50分近く遅くなっています。深夜勤務の時の起床時間がその分遅くなるわけです。一番早いころの2時起きはさすがに結構辛いですが、最近は大分楽になってきました。なんだか、雲が高くなってきて、秋の空になりつつあります。
秋は学会シーズンです。再来週は産科婦人科内視鏡学会です。当科からもいくつかの演題を出します。

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先週は、台風後のゴミだらけで釣りになりませんでしたが、大分ゴミがなくなってきれいになってきました。
大潮、南風で波気もあって、今日はいいかな、と思ったのですが・・・。朝一に一発バラしてからはスズキの反応はなし。そろそろあきらめようかな、と思った頃にドン、と来たのはショゴ。カンパチの子供です。少し前までは手のひらくらいだったのですが、秋になって大分大きくはなってきました。これで30cm位。カンパチは言わずと知れた高級魚です。目の所を斜めに通るストライプが正面から見ると「八の字」になっているのが特徴です。比較的南方系の魚なので夏に回遊してきます。
9月に入ったとはいえ、7時を過ぎると暑くてやってられません。

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いやぁ、今日は、暑かった・・・。深夜勤務から帰った後は少し草刈りをしたらギブアップ。
でも、なんだか、へんな夏だったな。すごく暑かった気はするんですが、梅雨が長くて、暑い期間は多分も短かったんでしょう。逆に、梅雨が長引いたことによる低温の影響が強く出ている気がします。野菜の出来が悪い、虫が少ない、そしてサルの被害。きっと、山の木の実や芽などの餌が少ないんだろうね。うちだけでなく近所でもサルの被害が多発しています。
この花は百日紅(サルスベリ)。今年は百日紅の花もあまりつきませんでした。

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数日前、家の上り口の土手のやまぐりの木の下にサルを発見し追っ払ったのですが、何をしていたんだろう、とよく見ると、自然落果した未熟な栗の実を食べていたのでした。今年の猿害の特徴は、どうも、野菜でもカキやクリなどの果実でも未熟な実まで食べ尽くすことです。近所では、まだ青い柿の実を全部食べ尽くされた、という被害もあったようです。我が家ではナス、キュウリが未熟果までやられましたが、スイカとカボチャに至っては全滅してしまいました。「こんなの旨いわけないじゃん」と思うようなものまでやられるのはよほど山に餌がないということなんでしょうか?

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なぜだろう?絶対にやられると思っていたイチジクが、なぜか今のところカラスやヒヨドリの食害だけでサルには襲われていません。鳥の被害も勿論重大ですが、サルに比べたら・・・かわいいもんです。

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なかなかね、生のイチジクをそんなにたくさんは食べられないのでいつも通りのジャムの他、今回は赤ワインで煮てみました。コンポート、っちゅうんですか?

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イチジクは好き嫌いがあるからね、私個人の感想としては、生よりこっちの方が美味しいです。冷やして食べるとかなり旨いです。皮を剥いたイチジクを赤ワインと水を2:1、砂糖とレモン果汁適量で20分くらい煮るだけ。簡単です。

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍