梅雨の長いトンネル

せっかくの連休も、梅雨空の連続で残念でした。お日様を随分見ていないなと思ったら、日照不足は記録的なんだそうな。ニュースによると例年の梅雨時の日照時間の10分の一しか日が照っていないと。「梅雨時の」ですよ! 昨年の同じころには猛暑で熱中症になりそうだ、なんて書いていましたが、今年は夜は肌寒いくらいです。例年に比べ3割くらい色白な古澤です。
このトンネルはいつになったら抜けられるのだろうか?

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この日照不足のせいで野菜が値上がりしています。ナスやキュウリは例年より3割くらい高いそうです。こんな時は自分で野菜を作っていると助かる...はずなんですが、ただでさえ天気が悪くて育ちが悪い所にきて、サルの食害が深刻です。奴らに食い荒らされナスやキュウリはここのところ全く収穫できていません。ナスやキュウリなんて甘くないし水分ばかりなので食べないだろう、なんて思っていたら大間違いでした。熟したものは勿論、まだ小さくて収穫まで数日はかかりそうな小さなものまで根こそぎ食べられました。
トマトはネットを強化したせいか、被害が少し減ったようにも見えますが、それでもかなりやられています。

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サル対策を色々調べたのですが、なかなか現実的で有効な方法がありません。結局は見つけ次第追い払うのが有効だということですが、なにしろ、日中は留守なので難しいなぁ。侵入防止の電気柵もシカやイノシシと違い上からも攻めてくるのでなかなか難しいようです。
どのくらい効くのか、極めて怪しい限りですが、蛇が嫌いとのことなので蛇を飼うことにしました・・・と言いたいところですが、おもちゃです。こんなのをあちらことらに置いてみました。でも、最初は驚くかもしれませんがすぐに慣れてしまうんだろうな。

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野菜にも好き嫌いがあって、ピーマンやトウガラシ、シソなどは嫌いだそうです。ピーマンはこんなに立派に実っていますが全くやられません。おかずがピーマンばかりになりそうです。その他、オクラや里芋、ニンニクなど匂いや辛み、アクが強い野菜は嫌うようです。

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素人なりに考えて、これまた、効果があるかどうかはわかりませんが、トウガラシとニンニクを焼酎に漬けて臭辛い液を作ってみました。これをトマトやナスにスプレーしてみます。あそこの野菜は臭くて、不味い、と思ってくれればいいのですが。収穫して自分で食べる時は良く洗わないと自爆しそうだ。でも、この陽気では雨ですぐに流れてしまいそうです。因みにこのような液には虫よけの効果があり、農薬代わりに有機農法で用いられていますが、敵が敵なのでかなり濃い目にしてあります。

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これまた、オリジナルですが、ナスの実にペットボトルでカバーを付けてみました。頭が良いとは言っても「猿知恵」なので、「やりにくいな」と思うと興味をなくすんだとか。わざわざ、ラベルを取ったのですが、あとから考えたら、ナスが見えない方が良いのでラベルは付けたままがよかったかも?でも、木にコーラやジュースが生っている光景は、ちょっと、ねぇ。もう少し考えてみよう。

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トマトのコンパニオンプランツとして植えてあるバジルです。これもシソの仲間なのでサルは嫌いはずなんですが・・・。大分花が付いてきてしまったので刈りこみます。花が付くと葉が硬くなってしまいますが、刈りこむと脇芽からまた新しい葉が出てきます。

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洒落た言い方だと「ジェノベーゼ」とかいうんですか?バジルのスパゲッティーです。そこらのイタ飯屋のとはバジルの濃さが違います。何しろ捨てるほどありますので惜しげなく多量に使います。強烈な青臭さですがクセになります。普通は子供は好きではないと思いますが、なぜか、うちのガキどもは喜んで食べます。外で「ジェノベーゼ」とかいうのを食べたことがないので、うちのガキどもは「こういうもの」だと思っていますので。食べ終わると舌が緑色です。

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夏の大会が近いからと長男の練習に付き合わされます。畑用の支柱と防獣ネットの余りを使って、長男が勝手にバッティングネットを作ってしまいました。こんなところに作りやがって邪魔だな、と思いつつも、まぁ、仕方がない、付き合うか。毎年昆虫採集や自由研究に使っていた500wの水銀灯をつけてナイター練習です。
例年なら水銀灯にカブトムシやクワガタが飛んできますが寒いので虫も少ないですね。

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明かりに飛んできた不思議な顔の生物。ウサギみたいでかわいいでしょ?マイマイガという蛾の仲間だと思うのですが、よくわかりませんでした。あ、苦手な人、ごめんなさい。でも、人付き合いでもよくあるでしょ、嫌い、苦手、と思っていたものが、よくよく見てみると、意外に可愛かったり、思っていたより良い人だったり。なんでも遠目から見ていただけでは良くわからんということです。ま、時々、逆もあるけどね。

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍