虫が出てくる日

春は天気が周期的に変わります。このところ、私の休みの日に雨が降る、という嫌な周期になっています。予報だと、今週末も雨だとか・・・。とはいっても、先週末の雨とは違い気温は高く、3月下旬の陽気だそうです。どうせ濡れるんだから一緒、と久しぶりに海の深夜勤務に行ってきた古澤です。


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朝から降ったり止んだり、でも南の風で寒くない。波気もいい感じで、もしかして・・・と思ったが、全然、もしかしない。まあ、まだ時期が早いからね。「おーい、カモメ、どっかに魚の群れはいないのかい?」


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なんてカモメの行方を追いかけてみると、おやおや、300mくらい沖で突っ込み始めた!
こっちに来ないかなぁ、と待っていたけど、結局、射程距離には近づいてこず、そのうち、カモメたちも散り散りに。最近、イワシが獲れているという話なので沖にはいるんだな、きっと。


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知り合いから採れたての生ワカメをもらいました。わかめが解禁になったそうです。勿論、ワカメは漁業権が設定されているので勝手に獲ってはいけません。港に行くと、意外にその辺に生えているんですけどね。海が荒れた後、浜にワカメが打ち上っていることがあります。それなら持って帰っても大丈夫でしょう。私も深夜勤務の時に良くお土産にしています。似たような海藻が色々あるので見分けるのにちょっとコツがいります。


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軽く湯がいた生ワカメ、旨いんだよね。磯の香りと歯ごたえが干しワカメとは違います。この辺りではスーパーでも手ごろな値段で売っています。メカブも美味しいよね。


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今日は「啓蟄」です。ケイチツというと、我々、産婦人科医は別な漢字の方を思い浮かべてしまうかも。ご存知の通り、暖かくなってきて地中の虫たちが地上に出てくる時期、ということです。でも、実際に虫たち(ここでいう虫には蛙や蛇なども含まれるようです)が出て来るのはもうちょっと先かな。ところが、暖かい鴨川では田植えの準備がもう始まるので、かわいそうに、もう少し土の中で眠っていたい虫たちがトラクターで掘り返されてしまします。すると・・・カラスやら、トビやら、シラサギやら、ちゃんと知っているんですね。トラクターの後ろを着いて回って、掘り返された虫たちをパクパク。もう、近所では田んぼに水も張り始めました。もうすぐカエルの合唱が聞こえてくる季節です。


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狂い咲きしてしまい、春にちゃんと開花するか心配だったスモモの木は、ちゃんと花芽を付けていました。蕾が膨らみ始めています。


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3月3日の突然の産卵後、急遽設置された我が家のウーパールーパーの周産期センター。100個以上の卵が孵化の時を待っています。


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4日目の卵。神経溝らしき構造が見えるので神経胚くらいでしょうか?

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍