南房 冬の名物?

はやぶさ2の着地成功、凄いですね。3億4千万km離れた小惑星リュウグウの、半径3mの円の中にピンポイントで着地だそうです。どのくらい凄いのか、全く見当がつかないくらい凄いです。3億4千万kmってのがそもそもどのくらいの距離なのか? 地球1周が約4万kmだそうです。340000000km÷40000km=8500だから地球1周の8500倍・・・う〜ん、さっぱりイメージが湧きませんね。更に凄いのが、リュウグウも太陽の周りを公転しているのですが、その軌道が、地球の公転の軌道とその外側の火星の軌道と複雑に交差しているんです。3億4千万kmも離れていれば、止まっている目標に近づくのだって極めて困難でしょうが、こんなに複雑な動きのある目標(しかも、リュウグウ自体は直径900m程度の大きさしかないんです)に極めて高い精度で接近するなんて、凄すぎる・・・。更にさらに、当初の予定していた着地点の状態が予想より悪かったために、計画を変更して別なポイントに着地をしたんです。地球からの通信がはやぶさ2に届くまでに40分かかるんです。そんな条件の下で遠隔コントロールすることができるなんて、どんだけ凄いんだろう。
もうここまでに、6回も「凄い」を連発してしまった古澤です。私は、すぐ目の前にいる研修医のコントロールにも苦労しています・・・。


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この暖かさで沈丁花が満開になりました。良い香りが漂っています。


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ナマダって知ってます? ウツボのことです。釣りをする人やダイビングする人にはおなじみですね。房総では冬にウツボの干物を食べることができます。「え?、ウツボ?」と思うかもしれませんが、ウツボはサザエやイセエビ、ウニ、タコなど、我々人間様の大好物をバリバリ食べています。海のギャングなんて言われていますが、御馳走を食べているので冬は脂がのってなかなか美味しいんです。
房総では館山や白浜あたりで冬の港に干してあるのを見かけます。館山の相浜漁港で買ってきました。真空パックされて販売されています。


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既に開いてあり、頭は付いていません。頭が付いていたら・・・、結構きついよね。皮の模様はご存知の通り、蛇を連想させるようで食欲が湧く、とは言い難いかな。


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身は綺麗な白身、小骨が多いのでヒレの周りの小骨を切り取って、ハモのように骨切をすると食べやすいです。


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焼きすぎないように注意。身は意外にプリっとしていて、皮の下にコラーゲンがたっぷりです。おつまみになかなか良いです。ただし、元々が大きな魚なので一度に全部食べられません。半分は焼いて食べて、残りは明日唐揚げにする予定です。因みに、1匹分で2000円。安くはないです。私も話のタネに年に一度食べる程度です。興味がある方、是非ご賞味を。また、インパクトのあるお土産としてもお勧めです。

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍