大晦日

早いですね、今年もついに大晦日を迎えてしましました。平成最後の大晦日です。今年も結局あれもできなかった、これもできなかった・・・とできなかったことを数えたら両手の指で足りなくなってしまった古澤です。


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キンカンのオレンジ色が目に鮮やかです。キンカンなのにオレンジ色というのもなんですが・・・。房総は柑橘類の畑が多い所です。道路沿いにもミカン畑が沢山あります。鈴なりの実は綺麗なのですが、既に収穫期のはずなのにそのままになっている畑は、もしかしたら持ち主が体を壊したりしていないか、とちょっと心配になります。鴨川の農家もご多聞に漏れず、高齢化が進んでいます。


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天気は良いのですが、風が冷たく日中も10℃をやっと超えるくらい。年内に畑の片付けもやっておきたいな。「トシノブ」は寒いのが苦手で10℃以下ではエンジンがかかりません。ギリ10℃は超えているので何とか動けるか?


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スターター3発目でエンジンがかかりました!暖気を長めにして久々に働いてもらいます。
なかなかエンジンは好調でザクザクと耕していきます。ケチ臭く残しておいたピーマンを片付け、収穫の終ったキャベツの畝などに苦土石灰と堆肥を漉き込んでいきます。


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おっと、ごめん!お休み中に失礼しました。迷惑そうに冬眠中のアマガエルが出てきました。静かなところにそっと移動していただき二度寝してもらいます。


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どちらも同じ時に植えたキャベツです。左はパンパンに葉が詰まって売り物になりそうなくらい、右は虫に食われてボロボロなうえに玉が小さく出来損ない。


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よく見ると、出来損ないの方は青虫がいっぱいです。
どちらも植え付けの時に虫よけの薬を使っていますが、その後は薬は使っていません。出来損ないの方は実は最初から育ちが悪かったんです。恐らく(何が原因か解りませんが)何かの病気なのか、体質的に弱いのか、免疫に問題があるのだと思います。虫がつくから弱るのか、弱いから虫がつくのか・・・?恐らくはどちらもあるのだと思いますが、前者の方が多いように思います。健康に育った野菜は虫がつきにくいだけでなく、少しくらい虫がついてもグングン育ちます。また、植物にも虫に対抗するための免疫があるらしいです。ところが最初から弱い株には虫がやたらにつくだけでなく、さらに育ちが遅れます。このような株を残しておくと虫や病気の培地になって、健康な株にも影響しかねないので早めに間引いた方がよいです。でも、私のようなど素人はつい「待っていたら大きくなるんじゃないか」なんて無駄な期待をして間引きが遅れます。


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キンカンは甘露煮にしてみました。

皆様、良いお年を!

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍