抗インフル薬のシェア

衝撃的な事実。イナビルのシェアが最大で52%を占めたとのこと。日本でしか使用できない薬。タミフル耐性遺伝子をもったインフルエンザが半分以上を占めている患者群を対象にして行われた比較試験でタミフルと同等であった薬。国際的な大規模試験では、プラセボと効果が変わらず途中で中止され、今後研究されることがない薬剤です。当科では使用しないことを推奨しています(亀田総合病院感染症ガイドライン)。

今シーズンは、ゾフルーザ(バロキサビル)がどうなるか。ちなみに米国FDAは、現在認可を検討中とのこと(まだ米国では使用できない)。

ミクスOnline:17‐18年シーズンの抗インフル薬 イナビルがシェア52%

このサイトの監修者

亀田総合病院
臨床検査科部長、感染症内科部長、地域感染症疫学・予防センター長  細川 直登

【専門分野】
総合内科:内科全般、感染症全般、熱のでる病気、微生物が原因になっておこる病気
感染症内科:微生物が原因となっておこる病気 渡航医学
臨床検査科:臨床検査学、臨床検査室のマネジメント
研修医教育