第43回日本超音波検査学会学術集会において超音波検査室の新井悠太技師が発表しました。

第43回日本超音波検査学会学術集会において超音波検査室の新井悠太技師が「肝放線菌症の1例」について発表しました。

放線菌症はアクチノマイセスイスラエリの感染によって引き起こされる慢性化膿性肉芽腫性疾患です。口腔、気管、消化管に常在している関係から頚部や消化管に多いといわれています。消化管では回盲部、横行結腸が好発部位で肝放線菌症のほとんどは腸管から経門脈的に二次的に生じる場合が多いといわれています。感染経路としては経門脈感染や経胆管感染などです。
今回肝S4/5に分葉形高エコー腫瘤を認め生検で肝放線菌症と診断された症例を経験したので報告しました。
座長から非常に良くまとまった発表であったと賞賛されました。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
消化器内科顧問 平田 信人

【専門分野】
胆石、胆道ガン、膵炎、膵ガンなどの胆膵の病気、消化器内視鏡全般、胆膵内視鏡