JDDW2017のワークショップ7「抗血栓薬ガイドライン その後の検証」において白鳥俊康医師が発表しました。

消化器内科の白鳥俊康医師がJDDW2017 ワークショップ7「抗血栓薬ガイドライン その後の検証」において「抗血栓薬ガイドライン下におけるEST後出血」について発表しました。

EST中切開後に内視鏡的結石除去を施行した症例を対象とし、抗血栓薬非内服群1346例、アスピリン群206例、チエノピリジン誘導体群50例、その他の抗血小板薬群44例、DOAC内服群11例、ワルファリンW群68例について詳細な検討をしました。
抗血小板薬はガイドラインに則った休薬を行うことで、非内服例と同様な出血率であった。内服継続例に関しても出血率に差は認めないため、血栓症の発症リスクが高い症例では、内服継続下でのESTも許容できると考えられました。
一方ワルファリン内服例は、休薬を行っても出血率が高く、EPBDのような非観血的処置での結石除去も考慮すべきだと思われる。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
消化器内科顧問 平田 信人

【専門分野】
胆石、胆道ガン、膵炎、膵ガンなどの胆膵の病気、消化器内視鏡全般、胆膵内視鏡