第16回内視鏡実技研究会 ー胆膵分野ー において白鳥俊康医師が症例を呈示しました。

第16回内視鏡実技研究会 ー胆膵分野ー が2017年2月11日、幕張にておこなわれました。亀田消化器内科からは平田信人医師が顧問として参加、中路聡医師が司会を務め、白鳥俊康医師が症例を呈示しました。

ESTにおけるプレカットの位置づけに関して非常に活発で熱のある議論がなされました。また、EUSに関してはJA尾道総合病院の花田敬士先生をお招きして「膵癌早期診断におけるEUSの役割」と題して講演をしていただきました。花田先生の尾道プロジェクトは非常に多くのStage0、StageIの膵癌をお持ちです。これらの画像を知ることによりわれわれも早期膵癌の発見に努めたいと考えています。また、早期膵癌手術後の残存膵の膵癌再発に関しても造詣深いお話があり、最低でも7年間のEUSによる追跡が必要であることが示唆されました。これは膵癌の自然史とも関係していることがよく分かりました。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
消化器内科顧問 平田 信人

【専門分野】
胆石、胆道ガン、膵炎、膵ガンなどの胆膵の病気、消化器内視鏡全般、胆膵内視鏡