Dr. Moody & Mori のER英語ではなそ 〜 "Do you have any medical problems that I should know?"〜

本日は「若い女性の腹痛」がテーマでした。
症例は25歳女性でDr. Yaguchiが前回の症例を踏まえて軽快な病歴聴取をしてくれました。
今回は試験的に以下の流れでロールプレイを行いました。

  1. History taking
  2. Pause and list up the differential diagnosis and physical exams to go on
  3. Physical exams
  4. Differential diagnosis and lab exams based on findings from PE

診断はappendicitis。普段の診療ではあまり迷うことは無いですが、言語が英語になるだけで一気に難易度があがりますね!

☆Dr. Moriの診療で使える英会話☆
Avoid medical jargon
日本語の診察とおなじで専門用語を避け、出来るだけ簡単な言い回しを心がけましょう。
"Do you have dyspnea?" ⇒ "Do you have difficulties in breathing?"
"What is your past medical history?" ⇒ "Do you have any medical problems that I should know?"
医療者の皆さんは医療英語には慣れているけれど、普段使いの英語は・・・という方も多いのでは!?
'Hypertension'は'high blood pressure'と言い換えたり、'diabetes'のことを'sugar'という人もいるみたいです!

それではまた次回!

〜 Dr. Moody & Mori の英語ではなそについて 〜
亀田ER卒業のresidentはどこでも活躍できる能力を身につけようということで、英語でスムーズに初期診療が出来ることも目標の1つにしています。
レジデントデイの月2回分は、米国緩和ホスピス専門医・老年医学専門医で、現在もUCSF (University of California San Francisco) 老年医学科准教授をされているDr.Moodyの指導のもと実際の症例さながらにERでの英語診療のトレーニングを行なっています。
海外生活の長いDr.高橋(通称Mori)によるInstructionのもと、英語が話せない初級者レベルからのstep upを目指しています。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
救命救急センター センター長/救命救急科 部長 不動寺 純明

【専門分野】
救急医療、一般外科、外傷外科