整形 X ERカンファ:見逃しやすい足・足関節外傷

亀田ERと整形外科は外傷症例を通じて、診療連携やレクチャーをしてもらうなど風通しよく診療を行なっています。
昨年度は「ER一人でできるもん 整形Ver.」として、年間を通して初期研修医向け整形レクチャーを開催していました。
今年はさらにグレードアップし、初期・後期研修対象に実際の症例をベースにカンファレンスとして生まれ変わりました!
救急外来で診断困難であった骨折症例、診断して方針が変わった症例、もっといい対応が出来た症例などをピックアップして意見交換をしています。

足・足関節は脱臼が見逃されやすく、各々のclear spaceに注目してXp所見を見ることが重要です。また触るべき圧痛点を知っておくことも大切です。

〜カンファのミニパール〜

  • 脛腓骨の骨折があれば足関節脱臼骨折を見逃すな
  • シーネ固定は「尖足にするな、短すぎるな(指先が少しでる程度)、長すぎるな(中枢側の膝関節周囲の脛腓骨頭に当たってしまう)」
  • ニーブレースは自費で8000円、安易に出すな

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このサイトの監修者

亀田総合病院
救命救急センター センター長/救命救急科 部長 不動寺 純明

【専門分野】
救急医療、一般外科、外傷外科